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2014年08月16日18:58

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【音楽】 水星交響楽団 特別演奏会

水星交響楽団の演奏会に行ってきた。今回は創立30周年記念特別演奏会ということだ。会場は立川にある「たましんRISURUホール(立川市民会館)」で、ここに行くのは久しぶりだ。

今日のプログラムは次のとおりである。

 ・伊福部昭:オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ
 ・G.マーラー:交響曲第9番

     指揮:齋藤栄一、 マリンバ独奏:山本勲

このオケの創立30周年云々は私には直接関係ない話で、要は「ラウダ・コンチェルタータ」を聴きたいから行ったのである。早くからオケの知合いより「伊福部のラウダやるから来てね」と誘われていた。(なんだか、伊福部昭の作品の演奏会によく行くことが伝わっているらしい?)

水星交響楽団としては、もちろんマーラーの方がメインであろう。マーラーはこのオケの最も重要なレパートリーである。しかし、9番をまだ演奏していなかったとは知らなかった。「特別な日」のために取っておいたものだという。しかし、私はマーラーは(嫌いという訳ではないけど)やや苦手で、積極的に聴きに行こうとは思わない作曲家なのである。(今日のプログラムがマーラーだけだったら、行かなかっただろう。)

最初は、伊福部の「ラウダ・コンチェルタータ」である。すでに今年2回ほど生で聴いており、今日は3回目だ。短期間にこの曲をこんなに聴けるとは、さすが生誕百年である。2回は、この曲とは切っても切れない安倍圭子さんのマリンバ独奏だったが、今日は若い山本勲さんだ。山本さんの「ラウダ」も3年前に一度聴いて、かなり感動したのを覚えている。熟練の安倍さんに対して、また一味違った素晴らしい演奏だったが、今日はもはや貫録も出てきて、前回に劣らず素晴らしい演奏だったと思う。前よりも落ち着いた感じだ。オケのサポートも素晴らしく、伊福部昭の名曲を十分に堪能することが出来た。やはり、これは日本が誇る名曲だということを、改めて気付かせてくれた演奏だった。

西洋の伝統音楽とは違う独特の伊福部音楽。何度聴いてもいいが、今年はプロ、アマ問わず演奏される機会が多いので、伊福部ファンとしては嬉しい限りである。

さて、ここで帰ってしまってもいいのだが、さすがにそれは失礼だ、たまにはマーラーも聴いていこう。マーラーに思い入れが強いオケが、満を持して演奏する9番。たぶん、大変素晴らしい演奏であったのだと思う。少なくとも80分もの間、退屈することなく聴き通せたのだから良かったのだろう。(でも、マーラー好きになるまでにはまだいかない。)

会場を出ることはやや小雨模様。どうも今年のお盆休みは雨が多いようだ。
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