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2013年12月15日08:34

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■大人になったレオン・ウェルトに 

●2013年12月15日(日)  未明

 ▼きょうも、自分の、過去の「日記」を読み、そこからリンクされた
  ページや関連した「日記」を読んでいる。

  自分で書いた「日記」ではあるが、日記を書いている「自分」を
  背中の後ろの方から眺めて見ている、もうひとりの「自分」が
  いるような感覚で、過去の「日記」を読んでいる。

  「ナルシズム」でも、「回顧」でも、こちらの「懐古」でもない。

  自分ではあるが、時と所を隔てた、時空を別にする自分を見るように
  見ている。
 

 ▼妻の様子を見に居間に行くと、「数独」をやめ、炬燵に深く潜り込み
  うたた寝に入るところだった。

  「アンタ、どないしたン。眠たいンちゃう? アンタもここに寝り!」

  と言う。

  「寝り」は「寝る」の命令形で、NHK朝ドラ『カーネーション』で
  岸和田あたりの方言として使われていた。

  この命令形は、私の故郷の淡路でも使うことがあり、このドラマを観て以来、
  我が家では、「寝ろ」でも「寝よ」でもなく、「寝り」が使用されている。

  2時半くらいまで、寝た。
  しばらくして、妻は寝間に行った。



 ▼「家の中」はどう変わったのだろう。
  あちこちの「日記」も読んでみた。

  「家の中」(7)に『春を待つ』というリンクがあった。
   ・http://mixi.jp/view_diary.pl?id=69687930&owner_id=1040600



  私はサン・テグジュペリ『星の王子さま』を、結婚する前の妻に贈った。


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  「大事なことは目には見えない」というメッセージを
  伝えたかったのだろう。
  しかし、実際は「家の中」に書いたとおりであり、
  『春を待つ』という日記に書いたことが起きた。


 
 ▼「星の王子さま」についても2回書いている。

   ・『狂人日記』(4)
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1230112566&owner_id=1040600
   ・「大人はどこに行ったか」
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=63831166&owner_id=1040600  



 ▼『星の王子さま』の献辞はこう結ばれている。


    おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
    (しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない)
    そこで、わたしは、わたしの献辞を、こう書きあらためる。

      子どもだったころの 
      レオン・ウェルト に


  NHK・TV 100分 de 名著『星の王子さま サン=テグジュぺリ』の
  見開きに、彼の写真が載っている。


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  そして、「☆ 永遠の少年」と添え書きしている。


  しかし、人は「永遠」に子どもであるはずはなく、少年であるはずも
  ない。 いつかは大人にならなければならない。


 
 ▼この「本」・『星の王子さま』をはじめて読んでから、もう50年以上
  たとうとしている。

  いま、「再読」しているところである。

  日記『家の中』を読み返し、そして『星の王子さま』を読み返し、
  私は、この「本」の献辞を、「大人になったレオン・ウェルト に」と
  書き換えることができるような、そんな「大人」になれたのだろうか、
  と思うのだ。


                  
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