ステーンハンマル友の会による「スウェーデン音楽の調べ」を聴きに行ってきた。
今回で第7回となるようだが、なぜか行く機会がこれまでなく、今回が初めてだ。
実は昨日から体調が悪いのだが、折角の機会を逃したくなく、予定通り出かけることにした。
会場はオペラシティ・リサイタルホールで、コンサートホールは何度も行っているが、「リサイタルホールってどこだ?」と一瞬思ったが、迷わずに着いた。エスカレータをおりたところで、マイミクのコメヘンさんが待ち伏せ(?)してて合流。さらに、熊本から遠路はるばるやってきたクラインディーンストさんとも合流して会場へ。
今日のプログラムは次のとおりである。
・ステンハンマル
森の中で
月の光
アダージオ
フィルギア
・カルコフ
3つのロマンス
・シェーグレン
ヘレナ・ニュブロムの5つの詩
・フルメリ
心の歌
・アルヴェーン
君に焦がれて
森は眠る
見よ、おまえは歓喜の声と共にやってきた
・ペッテション=ベリエル
待つ時間は特別
ボリエビー・ワルツ
コッパルフロイエルンの旅籠で
グレバーンの子守唄 第5曲
(アンコールに、ペッテション=ベリエルとシェーグレンから1曲ずつ。)
向野由美子(メゾ・ソプラノ)/和田記代(ピアノ)
正直、歌曲は(北欧に限らず)積極的に聴いているとは言い難く、今日のプログラムでも、知っていたのは「グレバーンの子守歌」だけという有様だが、決して嫌いな訳ではない。生でじっくりと聴くと、やはり歌曲もいいものだと思う。
ステンハンマルは美しいメロディー、カルコフはちょっと独特の雰囲気だ。カルコフの「3つのロマンス」は世界初演らしい...。カルコフは歌曲以外の作品も含めて未知の作曲家だったので、これから「開拓」か。
シェーグレンの素敵な歌、フルメリのロマンティックな歌、アルヴェーンのやや熱烈な(?)歌、ペッテション=ベリエルのなんだか幸せになれそうな歌。
どれも楽しめた。もちろん(?)スウェーデン語は全く分からないので、言葉ではなく音楽と雰囲気で楽しんだ。
終演後は、向野さん、和田さんを囲んでのお茶会に参加し、大いに盛り上がった。いや、正確に書くと、和田さん、向野さんが中心に盛り上げたのは間違いないが、コメヘンさん、クラインディーンストさんをはじめ他の人が盛り上げてくれて、「北欧音楽ビギナー」の私は相づち担当(?)だったのが...
滅多に聴く機会のなかったスウェーデン歌曲を十分に堪能した午後だったが、また機会があったら聴きに行きたいね。とりあえず「ステーンハンマル友の会」の演奏会は必須かな。
<補記>
熊本からいらしたクラインディーンストさんより、熊本銘菓「陣太鼓」をいただいた。ありがとうございます。(先日、熊本物産ネタで盛り上がったためですね。)
【追記】
アンコール曲は、次の2曲。
・ペッテション=ベリエル:アスポーケルスア=ポルスカ
・シェーグレン:Ro, ro, ögonsten
当日は曲名が分からなかったが、「ステーンハンマル友の会」のHPにて確認。
ログインしてコメントを確認・投稿する