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2011年11月09日22:33

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【音楽】 本日買ったCD−ヴァインベルク

本日、ミエチスワフ・ヴァインベルクのCDを5枚まとめて買ってきた。
NEOSから発売された、2010年オーストリア・ブレゲンツ音楽祭で行われた「ヴァインベルク回顧作品展」のライヴ録音のCDである。

ヴァインベルクについては、以前からmixi日記でも時々書いてきたが、マイナー過ぎて(?)ほとんど反響がなかった。でも、今となっては以前ほどの「マイナー作曲家」ではない...と思うのだが、まだまだかな?

ヴァインベルクはポーランドで生まれ、ソ連に亡命した。ショスタコーヴィチと親交を深め、19曲の交響曲をはじめ数々の作品を残した。作風はショスタコーヴィチの影響が濃厚だが、どこか暗い影がある曲が多く、独特の雰囲気がある。数年前までは聴ける曲もごく限られていたが、最近はCDも結構発売されていて、いろいろな作品に触れることが出来て嬉しい限りである。

今日買った5枚の収録曲は次のとおり。
[1]
・交響曲第6番
・シンフォニエッタ第1番
  V.フェドセーエフ指揮ウィーン交響楽団/ウィーン少年合唱団
  G.コルステン指揮フォアアールベルク交響楽団

[2]
・交響曲第17番「記憶」
  V.フェドセーエフ指揮ウィーン交響楽団

[3]
・レクイエム
  V.フェドセーエフ指揮ウィーン交響楽団/E.ケレシデ/
   プラハ・フィルハーモニック合唱団他
[4]
・チェロソナタ第2番
・ピアノ五重奏曲
 C.ストラドナー/L.モンティ/EOS四重奏団/D.アダム

[5]
・3本の椰子の木
・弦楽三重奏曲
・トランペット協奏曲第1番
 EOS四重奏団/T.オル/松井香奈/J.フリーダー/C.ストラドナー
 J.エレンゾーン/G.コルステン指揮フォアアールベルク交響楽団

今日聴いたのは[1]と[2]だけだが、どちらも予想通り素晴らしい!

交響曲第6番はすでに知っている曲なので聴き比べが出来る。静かな祈るような旋律の中から浮かび上がる美しい少年合唱。これをウィーン少年合唱団が歌っているとはまさに天使の声! 第3楽章はヴァインベルクらしいドンチャン騒ぎもあるし。シンフォニエッタ第1番は、明るい楽しい(でもどこか影のある?)作品で、第1楽章のオリエンタルな(?)旋律が心地よい。

交響曲第17番は初めて聴く曲。1984年に完成した作品で、「記憶」とは、第二次世界大戦とソ連亡命後のユダヤ人迫害、スターリン圧政下の苦難の記憶、ということらしい。それだけに、曲全体が悲痛な旋律を主体とし、どこか不気味で不安な感じ、というまさにヴァインベルクの曲そのものだ。やっぱり暗い...


残り3枚は、明日以降聴く予定。楽しみだ。

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