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2011年07月10日00:02

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【散策】 小金牧・佐倉牧 数巡り(その3)

関東地方も梅雨明け宣言でいよいよ本格的な夏の到来となったが、今日は4月24日(日)、6月3日(金)に実施した「小金牧・佐倉牧数巡り」の続きを実施することにした。前回までに、初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、九美上を巡ったので、今回は10番目からである。いよいよ2桁目になるが、13番目までで終わりなので、完了までもう少しである。我ながら何をやっているのかとも思うが...。

前回と同じく京成成田からバスに乗ることになるので、まずは京成上野から8:25発、成田空港行きの特急に乗車する。例によって上野を出る時はガラガラだったが、日暮里からたくさん乗ってきた。どうも上野駅は京成のターミナル駅として十分に機能していないように思える。でも、自分はいつも上野から乗ることにしている。それに千葉県方面に行く時は、JRよりも京成を使う方が多いようだ。

京成成田で下車して、そのまま東口のバス乗り場へ向かう。今回も、前回と同じ乗り場から同じ方面に向かう千葉交通バスに乗ることになる。これから向かう十倉は七栄と同じ富里市内にあり、実は隣りの町なのである。一度に行けば1回で済んだが、数字の順番に巡ることに拘っているため、効率は悪くなる。

【十倉】
京成成田駅発9:45の「ハニワ台車庫」行きのバスに乗る。前回乗った「両国行き」より少し遠くまで行くバスである。行先表示は「ハニワ台団地」になっているが、ハニワ台団地管理事務所の次の車庫が終点だ。さて、このバスでどこまで乗るべきか。「十倉」が付くバス停は無いのである。富里市十倉も結構広い。泥縄式調査によれば、明治8年に大久保利通により選定された牧羊場地の本庁が両国に置かれ、ここを一区としたという。そこで、目的地を両国にした。バス停名は「両国四つ角」である。

バスは定刻に発車し、駅周辺を抜けると長閑な田園風景の中を走っていく。約1カ月前にも同じ道を通っているので、ボンヤリと外を眺めている。途中の庚塚で下車の合図ボタンが押されたが、なんと通過してしまい、少ししてから気付いて慌てて停めてお客を降ろしていた。おいおい大丈夫かな。前回降りた七栄四つ角を過ぎて、しばらく七栄の町を走っていく。このあたりは富里市の中心で、道路沿いには商店や公共施設も多い。前回降りた七栄四つ角では、七栄の入り口付近を見ただけのようだった。このあたりでお客が少しずつ降りていき、大堀三つ角を過ぎて七栄から十倉に入った頃にはお客は自分以外は、女子高生らしき人1人だけになった。両国四つ角に着くとき、今度はバス停まで数メートルというところで慌てて案内放送を流した。女子高生が慌ててボタンを押した。自分も押そうとしたが地元民にはかなわない。それにしてもこの運転手大丈夫かなと思う。とにかく無事に両国四つ角で降りた。両国四つ角から先は乗客ゼロのまま、おそらく終点まで行くだろう。

さて、バスを降りてはみたものの、周囲は寂しいところである。若干の商店はあるものの、ほとんどが閉まっていて活気がない。七栄と比べても、農耕地の雰囲気が残っているところといえそうだ。電柱には「南部商店会」と書かれた看板が掛かっているが、その「商店会」が寂しい。むしろその看板の絵のように、馬と西瓜と梨と苺の土地なのだろう。

30分ほどで再び京成成田駅行きのバスに乗って戻る。予想通り、先ほど乗ったバスが折り返してきたものだ。両国四つ角で待っていたのは、自分以外はまた女子高生が1人。来たバスは空ではなく、5〜6人の乗客がすでに乗っていた。京成成田駅に近づくと結構乗客も増えてきた。富里市から鉄道駅に向かう重要な足であることが分かる。京成成田駅に着いたら、少し正午には早いが昼食にした。たまたま目についた「王将」で餃子定食を注文する。

【十余一】
下総の番号巡りも、1番目から10番目までは、それなりに工夫された地名となっていたが、11番目から13番目は「十余一」、「十余二」、「十余三」とセンスも何もないただの番号である。まずは十余一だ。白井市にあり、千葉ニュータウン中央駅から近いが、どうやって行くかで少々悩む。JR成田線に成田湯川駅があればほぼルートは確定するのだが、まだ無い(出来るという話も聞かない)ので、空港第2ビルまで行って戻るのが一番良さそうだ。成田駅付近を御神輿を担いだ行列が通る。今日は成田祇園祭の日だそうだ。

京成成田発12:19の成田空港行きに乗車する。空港利用者だけになった車内の異質な乗客となり、次の空港第2ビルで下車する。改札は出ずに成田スカイアクセス線のホームに向かうが、なんと上りのアクセス特急は行ったばかりである。次の電車まで45分も待つことになる。その間に「スカイライナー」が2本出て行くので、今日はこれでやめて「スカイライナー」で帰ろうかとも一瞬思ったが、「数巡りの旅」を続行することにして、ホームでじっと待つ。まさかここでこんな時間ロスがあるとは思わなかった。ようやくやってきたアクセス特急に乗ると、すぐに対向列車の行き違いのため信号所で停車し、成田湯川でも5分停車する。印旛日本医大を過ぎ、やっと千葉ニュータウン中央に到着したので下車する。駅の数だけならすぐ近くのように錯覚してしまうが、各駅間距離は非常に長いのである。

千葉ニュータウン中央駅前は久しぶりだが、ニュータウンらしく広々とした空間に、駅前のイオンが存在感を持って存在している。そのイオンの横を過ぎてしばらく歩くと目的の十余一だが、暑い陽射しの照りつける中の徒歩は、なかなかつらい。バスでもあれば良いのだが、都合の良いバスはなさそうだった。小倉台、木刈と抜けて印西市から白井市に入ると風景が一変した。印西市内はいかにも新興住宅地という雰囲気だが、市境を超えた瞬間、古くからの農家があるような田園地帯に変わった。こんなに分かりやすい変化も珍しいが、徒歩で行ったことにより実感出来たものである。その白井市に入ったところが十余一だ。「とよいち」と読むが、かつては「とよひと」とも読んだらしい。

少し歩くと「十余一」のバス停を発見した。白井市循環バスということで、帰りは使えるかと思ったが、1日4本しかなく、次のバスは2時間後なので、結局同じ道を歩いて戻るしかなかった。駅前のイオンで少し涼んで、千葉ニュータウン中央駅に向かうと、上り電車は行ったばかりで20分待ちである。今日は乗り物の時間はついていないようだ。次の目的地である十余二に向けて、まずは15:32発の羽田空港行きに乗車する。新鎌ヶ谷までの乗車である。

【十余二】
新鎌ヶ谷から東武野田線に乗り換える。今度は接続が良く、ほとんど待ち時間がなかった。柏でも大宮行きにすぐに接続する。途中、六実や豊四季を通るが、「数巡り」の1回目に訪れたこれらの駅も、はるか以前のような気がする。流山おおたかの森で下車してつくばエクスプレスに乗り換える。こちらもほとんど待ち時間無しですぐに乗れた。急に電車の接続が良くなってきた。次の柏の葉キャンパスで下車する。

十余二は柏の葉キャンパス駅から近い。しかし、道が分かりにくく、若干遠回りをしてしまったようだ。真っ直ぐ行く道が分からず、一度つくばエクスプレスの線路をくぐり、少し迂回して再び線路をくぐることになった。線路をくぐったところからが柏市十余二である。「とよふた」と読む。守谷流山線と称する道沿いに歩いていると、「ハンバーグとカレー」、「ハンバーグととんかつ」、「ハンバーグとステーキ」など、数分の徒歩の範囲にハンバーグ店がやたらと目立つことを発見。さらに四つ角を曲がると、焼肉屋とトンカツ屋があり、なんでこの狭い範囲に肉料理の店が集中しているのだろうと思う。十余二の印象は肉料理の店の集中地帯となってしまった。

東武バスの「十余二」バス停を発見した。柏駅に向かうバスが比較的本数も多く出ているようだが、柏の葉キャンパス駅に戻ることにした。千葉大学柏の葉キャンパスの横を歩いていくと、すぐに駅前の「ららぽーと柏の葉」の前に出た。先ほど道が分かりにくくて遠回りをしたが、実は近かったのである。ららぽーと内で少し涼んで、柏の葉キャンパス17:24発のつくばエクスプレス区間快速秋葉原行きで帰った。最後の十余三だけが残ってしまったが、近いうちに完結させよう。
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