■佐高信「田原総一朗よ 驕るなかれ」
日曜日、「サンデー・プロジェクト」を観なくなった。
伸介が司会を辞めたとき、それまでも田原総一朗の
独断専行が鼻についてきていたので、ちょうどいい潮時と思い、
見るのをやめた。
土曜日、本屋の平台にあった「驕るなかれ」を買う。
●第一章「田原総一朗を斬る」
害毒が多いと思ったのだろう。
「おわりに」も書いているように、小泉の提灯持ち化現象に
また、翼賛マスコミ現象に一筆啓上の必要性を感じたのだろう。
「驕るなかれ」と叫ぶことは、両刃の剣。
驕らずに抗することがむずかしい。
ロシアの諺「利口なものは学びたがり、馬鹿は教えたがる」
「たけしのTVタックル」も異曲同工としてあげられていた。
●第二章「田原の対極に位置する人びと」
「対極」はちょっと大袈裟だナーと思う。
辺見庸、緒方拳、澤地久枝、なかにし礼、杉浦日向子、
山岡俊介、上原公子、梁石日、安田純平、吉永小百合、
杉浦正士、高杉良、住友達也、中村哲、石坂啓
なるほどナー、と思いつつ読む。人選はそうずれていない。
まぁ、最近、この人たちに接触したからこの人選になったのか。
ほかにも、いそうな気がするが・・・。
●第三章「政経外科」
佐高の、いろんな人へ出した手紙や批判が載っている。
ぼちぼちよむのに面白い。
「正しいことを言うときは、すこしひかえめにするほうがいい」
という、吉野弘の詩「祝婚歌」で始まる一文もある。
●第四章「タレント文化人筆刀両断」
武田鉄矢、竹村健一、奥田碩、猪瀬直樹、浜四津敏子、
石原慎太郎、久本雅美ら、沢木耕太郎、小池百合子
これも、まあ妥当な人選か。まあ、「好き嫌い」としておけば。
沢木耕太郎:「この人の欠点は、五十歳を過ぎてなお
ナルシズムから逃れられずにいるとろこにある」
なるほど。自戒すべし。
●あと「第五章」「第六章」がある。
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