シアター風姿花伝で観てきました。
脚本:長田育枝 演出:上村聡史
祖国ソ連を追われた詩人アンドレイ・ミンツ:半海 一晃…チェチェン共和国を経て米国へ亡命(ノーベル文学賞受賞したヨシフ・ブロツキーをモデルにしている。チェチェン部分は創作)。既に亡くなっているのだから能のシテのような存在であるが、軽妙に演じつつ時間/大西洋を超えて来る存在。
アンドレイの娘エレナ・ミンツ:石村みか…ソ連に取り残された形になった事で父アンドレイを恨んでいる。父からの自分宛ての手紙を読む事頑なに拒否する。ユリウスとの会話中に父アンドレイが教会に居る孤児の股間に顔を近づけていたのを見ていた。ユリウスも父アンドレイとの関係も汚らわしいものとおもっていた。
アンドレイの死を告げに、遺品を携え来たユリウス・ミラー:亀田佳明…タクシードライバーで客としてのアンドレイと知り合った。アンドレイを慕っていたが、それ以上の事は無かった。
エレナの娘サーシャ・ミンツ:今泉舞...祖父アンドレイを知らないが、優しい人だったと信じている。エレナがアンドレイの遺した書き物を焼却しようとした物を隠し救っていた。
ミンツ一家との共同居住者デニス:箱田暁史
エレナの連れ合いセルゲイ/兵士:岸野健太…サーシャの父/チェチェンに進攻して来た兵士
ミンツ一家との共同居住者リーザ:西田夏奈子…パブ「野良犬」のホステスチェチェン出身者
オリガ:福田温子…チェチェン出身者プーチン支持者のロシア人と結婚して羽振りがいい。エレナ達が住んでいる運河沿いのボロアパートのオーナーで外国人用高級アパートの建替を考えている。
出版社勤務ベロニカ/チェチェン人セダ:みやなおこ...資本主義の波が襲ってきた。文芸担当のベロニカは派遣契約を迫られている。ロシアでは知られていないアンドレイ・ミンツの作品のロシア語訳を出版を目指そうという。/アンドレイが追われた時、チチェンにたどり着く、宿を乞われ、その隙に兵士に撃たれる。
定価\4000/購価\4000/評価\4500白色発砲スチール板敷自由席4列目上手より…美術:乗峯雅寛…下手運河沿いの窓。舞台奥下手から扉枠のみ。其処から続く壁は抜け落ちてる。向こうに冷蔵庫が見える。上手壁に扉枠のみ玄関に通ず
やはり、長田育枝はこの位重いテーマの方が良い出来栄えになると思う。
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