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2019年06月02日23:05

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韓国ナショナルシアター『ボッコちゃん』

原作:星新一 脚色・演出:チョン・インチョル

星新一は僕の小学生の頃最初に好きになった作家である。星新一の作品は落語化されたという話を聞いた事があるが、長くて十数頁のショートショートは映像化するのが難しいと思っていたが、特にSF要素が高い作品を見事に舞台化が成功していた。
キャスト:ユ・ビョンフン/アン・ビョンシク/キム・ミョンギ/イ・ボンリョン/クォン・イル/キム・ジョンミン/パク・ヒジョン

1.ボッコちゃん…星新一の千余の作品中の初期作であり代表作。バーのマスターが単純な受け答えしか出来ない美人ロボットボッコちゃん(液体を飲む機能あり、マスターはボッコちゃんが飲んだアルコールを回収し更に客に売っていた)を店子として出したらお客たちに気に入られ、入れ込む青年が表れ、父親にバーに通う事を止められ、薬物をボッコちゃんと共に薬物心中を図る。

2.知人たち…初見未読。集金して使い込んで失踪し自らの証明書類を燃やして遠い街に暫く住みつく男。元の会社でも男の事を誰も知らないという。不安になり、TVに出て自分の事を知っている人は居ないかと放映してもらう。其の真に迫った表情がCMディレクターの眼に止まり男の姿はTVに出ない日が無くなる。男の事を国民全体を知る事になる。だが、男の事を知っている人たちを男は知らない。なんか、落語のような。

3.おーいでてこーい…ボッコちゃんと並ぶ代表作。田舎で社が崩れ落ちて深い穴が見つかる。集まってきた誰かが大声で「おーいでてこーい」と呼び掛ける。小石を落としてま、底に達した音が聞こえない、余程深いらしい。穴の使用権買った業者が廃棄用に購入し、原発のゴミや伝染病死した動物の死体、産廃をどんどん捨てていった。都会では低コストのゴミ処理可能になり、目覚ましい発展が進んでいった。高層ビルの建設現場で工員は上空から微かに「おーいでてこーい」と聞こえた気がした。小石が上から落ちてきてかすめ落ちていった。

4.鏡…本作も短篇集ボッコちゃん所収の初期作品。冴えない中高年の男が13日金曜日深夜零時に鏡を平行に配置して、鏡の廻廊を作り、悪魔を呼び出す。この悪魔、何も出来ず、願いを叶える訳でもなく単に死なないだけ。男と其の妻は悪魔に虐待(尾や耳を、包丁や鋏で切り刻む)を加え、鬱憤を晴らしに使った。其の甲斐があったのか男は部長に、昇進。女優であった妻は大役を得る。数ヶ月後の13日金曜日深夜、妻は化粧用の鏡を部屋の鏡面壁と平行にしてしまい、悪魔は逃げ、何故、逃したのかという夫婦で争いが起こり、両者の手には包丁と鋏を握られていた。遺されたのは血の海。本作で慄然としたのは、悪魔を演じた女優さんは背が低く子供にみえた。現代日本に蔓延する。子供虐待を想起した。

5.宇宙の男たち…初見未読ブラッドベリ作品のような小説。地球行き宇宙船、乗客は若い頃宇宙に飛び出た老人一人。孤児であった若い航空士。二人は隕石に見舞われ、制御不能・通信途絶宇宙船の中で、永遠の眠りにつく冬眠剤を飲む前に擬似的父と息子のような会話をする。最後に通信カプセルに敢えて名前を入れずに両親へ感謝の言葉を書いた手紙を詰め地球辺りへ向けて送り出す。

6.ひとつの装置…初見未読。研究所所長は研究費を使い込んで、私財も充てて急ぎ作った或る装置。押したくなるような出臍の如き釦を胴体に有し、押すと、腕が出て来て其の出臍釦を元に戻す。コレを広場に設置した。時折、子供達が
釦を押し、腕の動くのを見にやってきた。或る日核戦争は起こり、暗い空に覆われ、最後に釦を押され、先年経った時、この装置本来の役目を果たす時がやってきた。あらゆる言語で人類滅亡の弔辞を読み上げ、葬送曲を掛ける。延々静寂
フォト

定価\4000購価\3600評価\7200J列5列目18番上手ブロック上手通路二つ目…美術:パク・サンボン…EX列迄席潰し舞台拡張。最前面に額縁
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