作:アルベール・カミュ 翻訳:岩切正一郎 演出:稲葉賀恵 @新国立小劇場
不条理劇かと思っていたが、全然違い、倫理劇。
舞台:雨の多い国(明示されていないがチェコつまり同様にナチスドイツ占領下の北仏の事)川近くに建つホテル。
母:原田美枝子…泊まり客に眠り薬を飲まして川に捨て金品を盗むのを生業としていた。但し、最近老いが進むにつれてやめたいと思い始めている。今夜の客に対して実行を戸惑っている。翌朝自分が殺した客は自分の息子ジャンと知りジャンを捨てた川へ入水しに行く。
妹マルタ:小島聖…こんな国から陽光きらめく海沿いに住みたいと強く願っている。その為の殺人に対して迷いは無い。殺した客は兄ジャンと知っても動揺せず、自分たちを捨てた兄はその報いを受けたと主張。母が兄を追うとしていると娘への愛は無いのかとなじる。兄嫁マリアと言い争って退場(おそらく入水)
兄ジャン:水橋研二…十代の頃この貧乏なホテルから出奔し、成功しあくせく働かなくていい身分になった。十数年ぶりに母と妹を援助しに名乗らずに生家に戻ってきた。十数年間の溝の深さを思い知り、今夜の内に、出発しようと決意するが、マルタが持って来た紅茶を飲み急速に眠気が…。
兄嫁マリア:深谷美歩…夫の行おうとしている事に不安を覚え、止めるように諌めるが翌日落ち合う場所に一向に現れない夫を迎えに行くと残っていたマルタをなじる。マルタが去ると、神に憐れみを乞う。
啞のように喋らない年老いた使用人:小林勝也…母娘の旅人殺人に協力はするが、翌朝ジャンのパスポートをマルタに示す。血族殺人を証す。天守物語の近江之氶桃六に近く神?役割。マリアの声を聞き、「嫌です」と劇中初めて台詞を吐く。
定価\6480購価\4640評価\8500D1列10列目10番ど真ん中…美術:乗峯雅寛…↓灰色板張りの中央にベッド(ロビー長椅子兼用)灰色背景幕垂れる
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