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2015年12月10日21:53

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ジョルジョ・ルオー展ー内なる光を求めて

今日午前半休を取って、企画した学芸員の解説日で、出光美術館へ行って来ました。出光では7年ぶり大規模な企画展です。

『小さな女曲馬師』1925頃(画像1)…ルオーは光を表現しようとしてスクレイパー引っ掻き手法紙の白さを表面から覗くほど引っ掻いている。馬の背や背景の窓の光はこのように表現しています。

銅版画集『ミセレーレ』"自分の顔をつくらぬ者があろうか?"1923(画像2)…ミセレーレとはラテン語で憐れみ給えの意味。

連作油彩画『受難』"ここに、一つの世界が幕を下ろして消え失せ、別の世界が生まれる"1935(画像3)…売り立ての為に画廊主宰展覧会が開催されていたそうだ。この絵を三日と空けずに見に来ていた男がいた。その男とは小説家川端康成。奔走して佐藤首相や美濃部都知事と掛け合ったが、時間が掛かり過ぎで画廊がフランスが持って帰ろうとする所、出光佐三が紹介され、佐三は東洋美術のコレクターとして知られていたが、ルオーの絵は線の美術だという事でまとめて買うことにしたのだそうだ。ルオーの遺族に感謝され画像2の版画集ミセレーレ初刷りを寄贈された。今や出光美術館は世界で二番目のルオーコレクションを誇る美術館となった。
フォト

ポスターの絵『聖書の風景』1953-56


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