第一印象::寺山修司風多人数の群集劇、イプセンの原作には無い多数の避難民としてモブ(振付:小野寺修二)を入れてある。
ノイズ入りまくり白井晃演出:時折聞こえる爆撃音が聞こえるということはこのビルの廃墟の原因は戦争か?『マーキュリー・ファー』に似ている。台詞中には「大洪水」という単語、東日本大震災被災地にもイメージが重なる。
放蕩息子ペール・ギュント:内博貴(画像1)…主役人選は役者その人の実人生を勘案したのか?(ちょっと穿った見方してしまう。一度不祥事事件でジャニーズではあるが王道は歩んでいない)
ベッド上から三人の女へ「同時に掛かって来い!」
元恋人イングリをマッツとの結婚式から連れ出し飽きたら捨てる。
北欧の妖精トロルのドブレ王の娘のナイスバディに引き寄せられ結婚式に臨み、妖精社会にはいるには眼を切り取る必要があると聞き、逃げ出す。
途中、純真なソールヴェイに遭い恋に落ち、一時一緒に生活しする。母オーセの死後、世界各地に放浪する。奴隷貿易やヨーロッパでの基督教祭壇具・像の盗品をアフリカで売りさばき実業家としては成功するが、故郷に帰る途中乗った船が難破する
ペールの母オーセ:前田美波里(画像2)…老母を見事にこなし。
ペールの恋人ソールヴェイ:藤井美菜…グリーグの劇音楽のソルヴェーグのことね。
避難民のリーダー?アスラク:加藤和樹…あんまり気がつかなかった。役自体印象薄い。
ソールヴェイの父/見知らぬ船客/牧師/痩せた男/医師:堀部圭亮…ストーリーの句読点的役割を果たし
イングリの花婿マッツ・モーエン/トロムペーターストーレ/フセイン/難破船のコック:橋本淳…各々の役で存在感。
マッツの父/ドブレ王:三上市朗…両役とも車椅子姿
ボタン作り:河内大和…ペールの人生を判断して中庸な人間の魂をボタンを鋳込む。
兵役を逃れる為に自らの指を切り落とす男:荒木健太朗
ラスト
チラシの赤ん坊がいるNICUのケースの中を覗く医師「残念ですが…」母「いい夢見てね」
なんとペール・ギュントの生涯は一炊の夢落ち!ウームブラック。しかも、時折聞こえる爆撃音が聞こえるということはこのビルの廃墟の原因は戦争か?
定価\9500/購価\9500/評価¥12000 11列(横通路接して最前から5列目)32番中央ブロック上手端三席目…美術:二村周作…神奈川芸術劇場ホールを客席6列を潰して張り出してふかくて広い舞台の奥には天井高の外光取りくもりガラス張り面多数の穴が開く。四本の太い柱、下手手前の一本は折れて倒れている。その手前には水が吹き出ている(アラブの場ではオアシス表現)下手奥にはライブバンド楽器はガラクタで囲まれている。スガダイロー率いるプレーヤー達は半袖の看護師の制服を着ている。そう、此処は何かカタストロフの起こった現代病院である。
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