ピンターの「温室」で痺れた演出を披露してくれた故深津篤史の岸田國士賞作品を観た。
温室→
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1855154016&owner_id=834490
激賞!
作:深津篤史 演出:空ノ驛舎
昨年八月に三女性連続殺人事件の起こった団地の一月三日昼下がりから四日の早朝にいろいろな物(猫三匹・猿一匹・ビー玉・ガメラ?)が埋まっている「こやまさんちのにわ」と呼ばれる空き地で取り交わされる脈絡の無い会話劇
重要参考人だった鈴木さんの息子さん:橋本健司(画像2)…微妙な距離感を取らせられている。子供の頃蟷螂を飼っていた。雄が食われる交尾が忘れられない。
妻が実家に帰省中と言う佐藤さん:森本研典(劇団太陽族)
佐藤さんの奥さん:森川万里(画像1和服)…心理学を学んだ。鈴木さんに興味があるらしい。心理テストの問いを投げかける。
ガメラ似の後妻を持つ山本さん:石塚博章(空ノ驛舎)…後妻の連れ子が鈴木に近づくのを警戒。
山本さんの娘さん:坂田愛子…鈴木に不意にキスしたり、夜中に空き地で逢う約束をしたりする。
山田さん:小中太(劇団子供巨人)…藤原さんと不倫中、セックス時録音したカセットテープを大量にこやまさんちのにわへ捨てにくる。藤原さんを大晦日に殺したようだ。
藤原さんの奥さん:はたもとようこ…ベランダに大きな目玉を吊っている
田中さん:大本淳…突拍子の無い事を言う。期せずして本質を突いた発言をする。
田中さんの妹さん:原綾華…姉の世話をしている。
前田さんの娘さん:藤田かもめ…高木と付き合ってる。
高木さん:松崎(山かんむり)祐一(A級MissingLink)…前田とのセックスに夢中。
松田さんの息子さん:橋本浩明…空き地でパンダの面を被ってビールで酒盛りを提案。
上田さんの奥さん:大熊ねこ(遊劇体)…娘が飼っていた毛が抜ける病気のかかった猿を殺して空き地に埋めた。夫婦で宗教に入っているらしい。
役名はありふれた苗字で構成され、団地の匿名性が強調されている。其の効果を増すのが、出演者は全て関西小劇団所属で僕自身誰も知らないという事。但し、主人公鈴木さんを演じた橋本健司は新国立の『象』で脇役を演じたようだ(記憶にない)。
定価\3000/購価\2500/評価\6000自由C列(3列目)10番ほぼ真ん中…美術白い70cm高仕切りに囲まれている。下手中央奥上手には出捌用に開いている下手仕切り前にスーパーの袋が括り付けられた自転車の荷台の上にカセットテープレコーダーが乗っている。その前に白いベンチ。この床も白い空き地後方左右に5m高黒い直方体が立っている。背景は中央は白、左右黒幕
アフタートーク司会橋本健司×宮田慶子(風邪欠席)×木村了×大杉漣(客席から)×大田プロデュサー?『象』公演関係者
深津篤史の言「芝居じゃなくて、演劇をやりたいんだ。」
本公演は深津の意思で予定された再演公演だった。敢えて追悼公演と銘を打たなかった。
ちなみに渡辺えりさんが客席に居ました。
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