真船豊という劇作家のデビュー作品昭和9年初演僕は初耳だったが比較的演じられる機会はあるようだ。
舞台は会津の没落した宿屋だるま屋。跡取り萬三郎(さんぶ):高橋克実は伊山(登場せず)に家屋敷を担保にして元手を作り南洋へ一旗を上げに行っている。
留守を守っているのは老母おかじ:白石加代子は伊山以外の債権者馬医者山影先生:山本龍二、伊勢金のおかみ:峯村リエ、地主古町のかか様:佐藤直子達に畳まで取り立てに遭っている。三人とおかじの間に百姓喜平:赤堀雅秋があやしい仲介をしている。そんな修羅場に旦那が服役中の娘おしま:江口のり子が子連れで出戻ってきて、昼日中から酒を飲んだ呉れている。
其処へ馬車ひき:塚本幸男を使って、綺麗な身なりをしたおかじの小姑おとり:鈴木京香が登場。おとりは故郷此処会津で不義理・悪事(具体的な言及無し)を働いた為おかじの亡夫から勘当を受け、上州へ出奔、織女工を始め、今では小さな織物工場を経営している。
更に萬三郎:高橋克実も南洋から帰ってくる。(後で詳しく)
三好十郎の「浮標」「冒した者」に引き続き戦前戯曲の演出には長塚圭史の腕の冴えを感じさせる。本公演でも勿論、役者の功績大。
定価\8500/購価\7000/評価\9000F列実質5列目18番…中央ブロック上手通路二つ目旧家家屋内を模した舞台中央に大黒柱天井には太い梁が縦横に走る。上手下手壁は隙の在る板打ち。漏れ採光。舞台上の照明終始暗め。舞台上は雰囲気はあかいくらやみに似た感じ
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