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2014年12月20日23:56

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ブエノスアイレス午前零時

最初は観るつもりはなかったが、と或る演劇ブログで誉めてたので、しかも比較的前の方の席(下手端だが定価未満で手に入れたので、初台へ観に行ってきた。行定勲演出は映画臭さが抜けて、ちゃんとお芝居になっていた。

原作藤沢周の同題の芥川賞作品を読んでから詳しくレビューしましょう。小説は新潟福島県境に在るみのやホテルの描写に終始する72頁の短編で、僅かラスト3頁のカザマ:森田剛と盲目の老嬢ミツコ:原田美枝子のダンスシーンから、ブエノスアイレスかどうか定かでは無い部屋でカザマが若きミツコらしき人物と寝るという幻想から膨らまして、此の戯曲は出来ている。戯曲中のカザマの兄キクオは出てこない。勿論、ブエノスアイレスシーンは皆無。

戯曲はみのやホテルシーンは小説に沿っている。

広告代理店を辞めてきて故郷でみのやホテルの従業員になって温泉卵を作り続けるカザマ:森田剛:ニコラス酒場の三下をやって、酔客に殴られ、ホステス(その実は娼婦)に罵られ、店の前で行き倒れていたミツコ:滝本美織を店へ招じ入れ、ミツコを犯そうとする客から庇うニコラスは港街のボスマルコーニ:橋本じゅんに引き合わせた。特技を訊かれ「私は真っ赤な林檎です。ムード(リンゴ追分)」を歌ったミツコの事を「俺の女」宣言をする。



定価\10000/購価\8000/評価\1200012列実質8列目18番…本公演下手端
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