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2016年11月28日12:08

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腕時計の役割 機能性とファッション性

 腕時計が普及したのは、第一次世界大戦前後のこと。主に兵士が使うようになってから、一般に広がっていった。それまで手もとには懐中時計というのが一般的だったけれども、近代戦は厳密な時間調整が求められていたため、わざわざポケットから出す手間の省ける腕時計が利便性において勝った。

 一方、時計はファッションやインテリアとしての側面も持っている。部屋に飾るようなアンティークの時計はどれも技巧に優れ、デザインも洗練されているし、その点は懐中時計も同様だ。
 腕時計も、戦争が終わったのち、一般に普及していくなかで、ファッションアイテムとしての役割を果たすようになる。

 たとえば、高級時計の代名詞ともいえるロレックス。20世紀初頭、いち早く腕時計の将来性に気づき、防水機能などを強化した商品を発売して、認知度を高めた。精密機械でもある腕時計は、その後も改良が続けられ、スーツに似合うデザインへと洗練されていくのである。

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 携帯電話やスマートフォンの登場は、それまで腕時計が果たしてきた利便性の機能を代替できる存在である。それゆえに、「スマホがあれば腕時計はいらない」という声も高まっている。

 他方で、ファッションアイテムとして、アクセサリーとしてスマートフォンが腕時計の替わりになれるかといえば、いまのところ疑問である。スマートフォンも、有名ブランドがデザインを手がけた高級仕様のものがたまに話題になるけれど、いまのところ、そうした路線が定着しているわけではない。
 パソコンと同じく、機能性とシンプルなデザインこそが好まれているのと、買い替えサイクルが早いことも理由だろう。高級な腕時計の場合、それは一生もののアイテムになり得るけれど、スマートフォンは二年も経てば買い替えのタイミングがやって来る。これではアクセサリーになりにくい。

 同じことは、いわゆるスマートウォッチみたいなウェアラブル化した端末にもいえそうである。これも、発売当初はアクセサリーっぽい仕様のアイテムも出たけれど、広く普及するには至っていない。これも買い替えサイクルとの関係もあると思われる。

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■「スマホがあれば充分」 では腕時計の存在価値って?
(しらべぇ - 11月28日 11:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=4314882
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