母の状態が思わしくない・・・日に日に衰えていくのが目に見えます。
声も小さくなり、反応も弱くなっている。動きも鈍いしぼんやりしている。
独りでは起き上がることも出来ないし、身体を起こすことすら難しい状態。
11月の始めに認定試験?査定があって介護3に認定されました。
介護3だといろんな補助があるけれど、今は当然ながら全く何の役にも立たない。
まず日常の基本的なお世話は全て妻がやっています。食事の世話から下の世話まで。
時にはうんこ塗れになっている状態を綺麗に拭き取ってやるのも妻。
お陰で仕事も辞めました。それでなければとてもじゃないけどお世話が出来ない。
正直、介護3では通いでお世話するには無理があり過ぎる。大変過ぎます。
そんな状態の中、施設に入っている実の母である義母の面倒も看ている・・・。
本当によくやってくれます。心の底から感謝の念が生まれてくるのは当然のこと。
面倒でキツい介護の作業にほんの少しも愚痴を言わず母の心配ばかりする妻。
さすがに今の状態ではとてもじゃないけど面倒は見切れません。
母の許でラボを開設した長女も少しはお手伝いしてはいますが、手が掛り過ぎる。
普通なら孫がお世話してくれたら嬉しくて元気が出るものだと思うけど全くなし。
感情の起伏が極端に少なくなりました。ただただ心配だけはする。
妻が来るのが遅いと心配し過ぎて愚痴を零す「電話すれば良いのに」って。
いやいや、今や電話なんてしたって出ることすら出来ないじゃないか!
そういう所がちっとも解らず何で遅くなったの?って心配ばかりしている。
正直、もう限界だと思う。認定は11月末の予定だったけど早まって良かった。
特別介護老人ホームは認定3からなので丁度良いと思う。
ケアマネージャーさんに相談して母が入るには丁度良い施設を紹介して貰おう。
そう思って、土曜日は直接自分が母に施設に入ってはどうかと持ちかけました。
すると予想通り渋い顔をして首を横に振る・・・「嫌な人がおったら困る」と。
以前、腰骨の骨折で入院した時、周囲の患者ががさつで凄く嫌な思いをしました。
母は読書をするのだけれど、その本を読む音を聞いてお菓子を食べていると・・・
カシャカシャと紙のめくれる音がお菓子のパッケージを開けているように思われた。
そして看護師さんに告げ口をする。母は食事の内容が口に合わなくて食べないだけ。
まあ、悪いけど自分でも食欲をそそらないというか食欲をなくすような献立だし。
元々食が細かったので、美味しくない病院食を毎回大幅に残していたんですね。
それを看護師に注意される。「隠れてお菓子なんて食べたら駄目ですよ!」って。
入院中ずっと嫌な思いをし続けていたので、施設に対するイメージも良くないんだな。
でも、今のままじゃ介護もままならないことを受け入れて理解して貰わないと。
今の母の介護にはうちら家族の負担はかなり大きいです。でも負担が問題じゃない。
母のために負担することなんてどうでも良い!それよりか母の状態が悪くなる。
外交的だった母は施設でいろんな人と交流する方が良いに決まってます。
今は全く身体の自由がきかない身で、TVのチャンネルを変えるくらいしか出来ない。
しかも、TVなんて殆ど観ていないし理解出来なくなっているから面白くもないはず。
こんなつまらない独り暮らしを続けていても何も得になりません。
まあ、いきなり養護老人施設に入れと言われてはいそうですねと言うはずがない。
こればかりは毎日お世話している妻が言うことは出来ないし、自分しか居ない。
足腰が利かなくなって悪くなる一方の母は今は介護施設に行くべき!
身体の異変にも気付くのが遅れるし、ケアだって満足に出来ない状態です。
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