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2017年10月09日21:05

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【散策】 江ノ電沿いを歩く

午後からぶらりと出かけてきた。特に目的があった訳ではないが、登戸から小田急線に乗ったら、新百合ケ丘で快速急行・藤沢行きに接続するので、なんとなく乗り換えて、そのまま藤沢まで行ってしまった。

藤沢も江ノ島も何度も来ているところだし、これからどうするか迷うが、迷ったら江ノ電に乗ればよい。どこかで途中下車しようと思いつつ、降りる駅を考えているうちに終点の鎌倉駅に着いてしまった。いつもどこか途中で降りてしまうので、考えてみれば藤沢から鎌倉まで通して乗ったのは、実に久しぶりだ。

鎌倉駅を降りて東側に出ると、若宮大路は人混みだ。ある程度の人通りは予想していたが、天気のよい秋の休日、絶好の行楽日和では、この混雑にもなろう。

仕方ないので、海の方まで行ってみる。由比ガ浜海岸のあたりは、そこそこ賑わいはあるものの、秋の気配である。

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(由比ガ浜海岸)

このあと、どういう訳か海岸に沿ってぶらぶらと歩き始めた。どこか適当な江ノ電の駅まで行くのもよいと思ったのだ。ずっと海沿いの道を歩いていく。このあたりは江ノ電の線路も海岸線から少し離れているので見えない。しばらく行くと稲村ケ崎公園だ。ここは新田義貞徒渉伝説地ということで碑が建っている。

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(稲村ケ崎から江ノ島方面を臨む)


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(新田義貞徒渉伝説地)

江ノ電の稲村ケ崎駅も近いはずだが、通り過ぎてしまったらしい。右側に江ノ電の線路が見えてきたということは、すでに稲村ケ崎駅を過ぎている。海を見れば七里ヶ浜の海岸だ。

鎌倉駅を出てから、七里ヶ浜で江ノ電に再開する。この間、和田塚、由比ガ浜、極楽寺、稲村ケ崎の各駅を通り越している。ここから江ノ電に乗ろうかとも思ったが、気が変わってもう少し歩くことにした。

鎌倉高校前駅前の歩道は何やら工事をしていて通れず、駅のホームを勝手に通路にして抜ける。再び江ノ電の線路と離れると、腰越漁港だ。少し周囲が暗くなりはじめてきた。腰越は、江ノ島駅周辺の賑わいとは別世界の、静かな漁港である。

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(腰越漁港から江ノ島方面を臨む)

腰越駅の方に向かい、江ノ電の線路に沿って江ノ島駅まで行く。ここは江ノ電が路面を走る区間である。歩道のない狭い道路に、いきなり電車が来ると、知らない人は驚くだろうが、地元のドライバーは慣れたものである。

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(路面区間を走る江ノ電10形)

江ノ島駅からは、467号に沿って真っすぐ藤沢駅に向かった。江ノ電沿いの細い道は何度も通っているし、暗くなりかけているので、バスも通る広い道を行くのである。江ノ電の線路に沿ってはいるが、少し離れている。このあたりは藤沢の市街地が続くだけで、海岸風景から一変である。

結局3時間くらい歩いたことになるのか。江ノ電全線を歩き通してしまった。たまにはこんなのもよいだろう。

藤沢で夕食を取ってから帰ることにした。藤沢にある昭和な店「古久家」で、五目焼きそばを食べた。この五目焼きそば、なかなか豪勢である。もちろん「昭和」的な豪勢さである。店の雰囲気もそうだが、店で働いている人も、平成生まれと思われる若い女性も、雰囲気がなぜか昭和風に感じるのである。

あとは、小田急線で帰宅した。ちょっとだけ旅気分の、秋の休日の午後であった。
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