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2017年09月14日21:05

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自転車利用の今昔

 私が自転車専用レーンを肯定的に捉えるようになったのは、二十年近く自転車に乗っていなかったのが、ロードバイクを購入して、実際に町や郊外を走るようになってからのことだった。いまから五年くらい前のことだろうか。
 すでに当時、郷里でも自転車専用レーンを設置する動きが広がっていた。国道では、歩道を分離して自転車専用ゾーンを作っていたし、県道では車道の一車線を自転車専用レーンにするようなこともしていた。このとき、私はまだ自転車にそれほど関心がなかったから、「こんなことをしたら渋滞が悪化するのではないか」とすら思った。
 実際、このあたりは小学校から大学に隣接する文京地区で、自転車と歩行者も接触しやすいところだったから、混乱なくいまでも利用できている。棲み分けがうまくいった例だろう。

 車道も歩道もそれほど広くない繁華街近くの県道では、路側帯に自転車専用レーンを設けている。ただ、歩道や車道と区分された自転車専用ゾーンと違って、このレーンは車道と同じ左側通行。しかしこれが十分に守られていない。自転車の逆走がやたらと目につく。
 自転車の逆走は、特に自動車側からすると距離が掴みにくく、接触事故の原因にもなる。しかし道路によって自転車利用に違いがあることが、一部で混乱をきたしている。中高生にその傾向があるのは、自動車免許の取得や、実際に自動車運転の機会がないことも関係しているのかもしれない。

 しかし、ここまで書いていまさらなのだけれど、昔も自転車というのは当たり前のように利用されていて、たとえば二十年前は自転車専用レーンなんてほとんどなかった。せいぜい、河川敷などのサイクリングコースで見かける程度だった。
 その当時と比べて、むしろ自転車専用レーンが増え、自転車運転の指導も広がっているにもかかわらず、事故が増えている原因というのは何なのだろうか。以前はそれを「自転車事故」としてカテゴライズしていなかったからというわけでもあるまい。
 もちろん、事故が増えているのは確かなのだから、道路整備やルールの確立、そして自転車利用者のマナー向上というのは、より必要になってくる。これからは日暮れも早くなるから、帰宅時に無灯火で接触事故ということも考えられる。安全運転を心掛けたい。

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■ルール違反多発…自転車事故最多の大阪で「専用通行ゾーン」急増中 防止の「切り札」に
(産経新聞 - 09月14日 13:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4765488
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