【音楽】　最近購入したＣＤ　（４月中旬（その２））

だいぶ前に注文していたＣＤが届いたのと、発売を知り急遽購入したＣＤの２枚。

●ノルウェーの偉大な演奏家たち〜カミラ・ウィックス

　・グラズノフ： ヴァイオリン協奏曲
　・ヴォーン・ウィリアムズ： ロマンス「揚げひばり」
　・ブラームス： ヴァイオリンソナタ 第1番より第1楽章
　・ブルースタ： ヴァイオリンソロのための組曲
　・サラサーテ： スペイン舞曲集より「マラゲーニャ」

　　　カミラ・ウィックス（Vn）
　　　カシュテン・アンデシェン指揮ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
　　　ロベルト・レヴィン（Pf）　　　　　（1985／1975／1969／1950録音、SIMAX）

カミラ・ウィックスの録音は、シベリウスの協奏曲が非常に素晴らしかったので、続いて６枚組のライブ音源集のＣＤを購入したが、これもまた素晴らしかった。そこでもっと聴きたくなり入手したのがこのＣＤである。良いだろうとは予想していたが、予想以上に素晴らしい演奏ばかりだ。グラズノフの協奏曲がとてもいい感じだと思うが、続いて収録されている「揚げひばり」が、この上ない名演で、この曲がこんなにも素敵だったのかと再認識させられた。ブラームスのソナタは第１楽章だけだが、全楽章聴きたいなあ。ブルースタはウィックスの演奏以外で聴いたことがないが、これは圧巻。最初から最後のサラサーテまで、心行くまで堪能できる。


●サンダーバード音楽集　（作曲：バリー・グレイ）

　・オープニング・テーマ

「SOS原子旅客機」組曲
　・フッドとファイアーフラッシュ号
　・ファイアーフラッシュ号着陸
　・ペネロープ号の追跡
　・トレーシー・ラウンジ・ピアノ

　・サンダーバード・マーチ
　・ロケット太陽号の危機
　・火星ロケット輸送車

「ニューヨークの恐怖」組曲
　・独占スクープ失敗
　・エンパイア・ステート・ビルの移動
　・ネッドの救出

　・サンダーバード６号
　・トレーシー島
　・ゼロＸ号のテーマ
　・スポーク・シティ・ジャズ

「ジェットモグラ号の活躍」組曲
　・サイドワインダーの命運
　・危険な穴
　・救助！

　・イージーリスニング・ラジオ・ミュージック

「死の谷」組曲
　・東南アジア道路でのドラマ
　・絶望的な挑戦
　・救助に向かうサンダーバード

　・エンディング・テーマ
　・日本版「サンダーバード」主題歌

　　　広上淳一指揮東京ガーデン・オーケストラ
　　　IL DEVUメンバー／TOKYO-FM少年合唱団　　（2015録音、DENON）

我々の世代で、子供の頃にＴＶで「サンダーバード」を見なかった男の子はいないといってもいいだろう。５、４、３、２、１とカウントダウンが始まると、もうわくわくである。そんなわくわく感が詰まったのがこのＣＤで、長らく行方不明だったオリジナルスコアが見つかったことで、2015年に日本でも演奏会が行われた。それが大変素晴らしかったとのことで（残念ながら私は聴いていない）、レコーディングしようという企画が持ち上がり、実現したのがこのＣＤである。演奏は、首都圏の音大生からなるオーケストラ。学生のアマオケ？　いや、この演奏の素晴らしさは、プロをも凌駕する。リアルタイムで「サンダーバード」を見ていない世代の彼らが、なぜかくも素晴らしい演奏が出来るのかと思うほど見事である。最後に日本版の主題歌で締めるのもよい。