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2014年12月09日22:03

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【音楽】 最近入手したCD〜日本の管弦楽作品

最近入手したCDを3枚。いずれも、スリーシェルズから出ている、日本人作曲家の作品の演奏会のライブ録音である。これを聴くと、日本人作曲家の管弦楽作品にも素晴らしいものが多いのだと気付く。このCDで初めて聴いた曲も多いが、どれも楽しいCDである。

[1] 日本の管弦楽曲100周年ライブ
    (齊藤一郎指揮 セントラル愛知交響楽団 (2012-11-2))

  ・松村禎三:ゲッセマネの夜に
  ・黛敏郎:セレナード・ファンタスティック
  ・黛敏郎:G線上のアリア
  ・山田耕筰:序曲ニ長調
  ・團伊玖磨:ラジオ体操第二
  ・古関裕而:NHKラジオ「ひるのいこい」のテーマ
  ・北爪道夫:NHK−FMベストオブクラシック・テーマ音楽
  ・芥川也寸志:大河ドラマ「赤穂浪士」よりタイトル
  ・伊福部昭:交響ファンタジー「ゴジラVSキングギドラ」より「ゴジラ」
  ・黛敏郎:NTVスポーツニュース・テーマ
  ・深井史郎:日本テレビ「鳩の休日」
  ・團伊玖磨:シネ・ファンタジア「無法松の一生」
  ・齋藤一郎:映画「眠狂四郎女妖剣」より
  ・黛敏郎:映画「天地創造」より間奏曲

[2] 日本の弦楽オーケストラ傑作集
    (水戸博之指揮 オーケストラ・トリプティーク (2013-9-19))

  ・黛敏郎:ヴァイオリンと弦楽のためのカプリチオ
  ・水野修孝:満月の夜に
  ・松村禎三:映画「TOMORROW 明日」より
  ・別宮貞雄:弦楽オーケストラのための小交響曲
  ・西村朗:ヴィオラと弦楽のための協奏曲
  ・池辺晋一郎:「姑獲鳥の夏」より「成熟へのプロセス」
  ・鹿野草平:ヴィヴラフォン、金属打楽器と弦楽の協奏曲
  ・芥川也寸志:Music for Strings #1

[3] 伊福部昭百年紀演奏会Vol.2
    (齊藤一郎指揮 オーケストラ・トリプティーク (2014-7-21))

  ・伊福部昭:「ジャコ萬と鉄」組曲
  ・伊福部昭:「佐久間ダム」組曲
  ・伊福部昭:「ドゴラ」組曲
  ・伊福部昭:「ラドン」組曲
  ・伊福部昭:「宇宙大戦争」組曲


[1]は、初めて聴く曲と、どこかで聴いたことあるけどまさか演奏会で取り上げられるとは思えない曲が混ざっている。山田耕筰の「序曲ニ長調」から日本の管弦楽が始まったとされているらしいが、どこかモーツァルト的な(?)この作品も入っている。松村の曲は1月に生で聴いたな。黛の若き日の未完の作品「セレナード・ファンタスティック」はフルート協奏曲で、天才がいろいろと試行したあともあるような作品、「G線上のアリア」はバッハの同名作とは違ってヴァイオリンが舞い踊るような曲だ。團の「ラジオ体操第二」は面白過ぎ。管弦楽版があるとは知らなかったが、これを真面目に演奏するオケもすごい。後半は映画やTVのテーマ音楽等が並ぶが、こんな楽しいコンサートがあったとは。名古屋だけではなく東京でもやってほしかったな。

[2]は、このCDで初めて聴く曲ばかりだ。「傑作集」のタイトルに相応しい演奏会である。黛のオスティナートする曲、水野はオペラ「美女と野獣」の中の1曲らしいが、フルートが良い感じだ。松村の曲もフルートが素敵である。別宮の小交響曲は3楽章からなる曲で、別宮らしい上品な力強さが感じられる曲である。西村はヴィオラ協奏曲で、独特の西村宇宙が展開する。池辺は映画音楽で、なんだか独特の響きがあって面白い。鹿野の作品は、このオケの委嘱作品初演ということで、打楽器群が活躍するリズム的な作品。最後は芥川が武満に捧げた作品で締める。この演奏会は行こうと思えば行けたのだな。生で聴きたかった。

[3]は、実際に生で聴いている。下記URLの日記に書いているので省略する。
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929798621&owner_id=12784286

CDには最後に演奏された「ゴジラVSメカゴジラ」が入っていないが、収録時間の関係でカットされたのだろうか。惜しい。でも、「宇宙大戦争マーチ」で盛り上がった後は、もうこれでお腹いっぱいかな。(このCDの一般発売は2015年1月1日だが、先行入手したものである。)


いずれも素晴らしい作品と演奏が楽しめるCDである。
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