■身心快楽(54)
●6月20日(土) 薄曇り 梅雨気配
エコカーやエコポイントで「景気浮揚対策」なのかもしれないけれど
エコ、エコ、エコ・・・と最近またうるさい。
「実際にエネルギー計算してみたことないけど、エコカーよりもボクの方が
きっとエコタイプだと思うよ!」と妻に言ってみた。
「あほか。自分のことだとよさ気に言うて・・。もっと食べないと!」と
一蹴され歯牙にもかけてもらえない。
しかし、私は真剣にそう思っている。
かつてと比べれば痩身になったとはいえ、55キロ弱の体を1日中支え、運び、動かして
しかも頭脳労働までする。これだけ活動していったい何キロカロリーを
消費しているのだろうか、またその収支計算はどうなっているのだろうか。
我が家の家計よりも、もっともっと無駄なく効率的かつ合理的に運営されているように
思う。「出るを制して入るを計らず」そんな経営方針でやっているのだが、
ちっとも評価してもらえない。
●「何でもよさ気に言う」と妻が評するもうひとつは、高取山と最近の天気である。
どこにも「○○富士」と名付けられた、おらが山の「富士山」はあるものだ。
うちの出窓やベランダから見える高取山は、これまで何の変哲もない平凡な山に
すぎなかった。ところが「富士日記」を読んでいるうちに、これが富士山に見えてくる。
おかしなものである。そのことを妻に話すと、「もう二十何年ここに住んでて
今頃になって急に何を言い出すの・・・?」と、これも取り合ってもらえない。
高取山のあるあたりでは、ひょっとして地元でそう呼ぶ人がいるのかもわからないが、
私はひそかに「長田富士」あるいは「板宿富士」と、これを命名した。
そして、ここ横尾・妙法寺のあたりは耳を澄ますように、体を澄まし、気を清ませば
いつも山の気配を感じることができる。
とくに最近の、ずっと晴れのような、薄曇りの、梅雨のような、夏のような
カッと暑く、ひんやりとして爽やかだったり、しっとり濡れた空気が流れたり
する天気は、まるで、高原にいるみたいだ。
●こないだの朝、出窓から高取山の左、北斜面に朝日の昇るのを見た。
富士山のご来迎を思った。 妻にも声をかけた。
妻は私ほど感心はしていなかったが、それでも窓から入ってくる爽やかな風に
「夏の高原の朝みたい・・」と言った。
高取山の日の出 左/もうすぐ太陽が昇る 右/高取山の南空も白む
左/昼の中公園と高取山 右/朝の横尾山
ベランダから見た紫陽花
雨が降らない
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