■感謝と叱責
●昨夜も叱責が飛んだ。
「あんた、なんべん言うたらわかるの。
あしたは、休みか。
何時やと思とンねん。
あんたが、寝えへんのやったら、
わたしも起きとく」
真夜中というか、次の日の夜明けが近いというか
普通人ならきっと寝ている時間に、私はこの「日記」を書いていた。
「いやぁ〜、きょうは晩ご飯を食べた後、寝てたから、
さっき、起きたとこ」
●西宮の荒木町に住んでいたころ、啄木ではないけれど、
「花を買いきて 妻としたしむ」ように、鬱屈とした日々を
毎晩、子供たちを寝かしつけたあと、夫婦ふたりで「花札」をして
遊んだ。
「ああ、もう12時や。はよ寝よぅ、はよ寝よぅ」と、日付が
変わるのを境に、急いであしたの仕事のために寝た。
ところが、いまは、まったく法がない。眠たくなったら寝て、
起きたいとき、起きている。興が乗れば、いつまでも起きている。
●たまに、妻がある一線を越えて、怒ることがある。
一線を越えさすのだから、私が悪いにきまっているのだが、
それでも、私はムーっとする。
「自分のことは、自分で気をつけているから
放っておいてよ。僕のためだったら、そのほうが
よっぽどありがたい」
と、とんでもない我がままを言う。
●しかし、最近は妻の叱責にほとんど反抗しない。
ありがたいと思い、感謝している。
事実、妻は私のことを気遣っている。放って置いたら際限も
ない私の無軌道に。
私は、ムーっとなることも少なくなった。
●前職のマンション管理人では、働きすぎた。約10キロやせた。
やせた10キロは、いまだ元に復帰しない。
大阪に住む次男のところに、妻が寄って、次男と話したらしい。
「いや、オヤジ、あんなの意外と、ころっといくかも知れん」
私もそう思う。健康に何の留意もしていない。最近は、よりひどく
なるばかりだ。
「早寝、早起き、よい子の習慣。
規則正しい生活を」
そう思い、できるだけ、妻を怒らせないようにしようとは思っている
のだけれど、なかなか、そういかない。
■案内
・
日記「総目次」 −テーマ別−
・
「Home」&「更新記録」
●「きょうの散歩」
・
無坂さんの日記/雨あがる
ログインしてコメントを確認・投稿する