■藤井青銅「元号って何だ?」2019年2月小学館新書
副題は、“今日から話せる247回の改元舞台裏”。
つい2〜3日前の新聞に、新しい元号が発表になる4月1日まで
あとひと月を切ったので、有識者によって5〜6の元号案に絞られた、
との記事が載っていた。
平成が終わるまで、あとふた月もないのですね。
昨年から「平成最後」というフレーズが、飛び交っていて、少しうっとおしく
もあるが、平成は終わるのだという、感慨も確かにある。
日本人にとって、元号は、時代を画するものだという意識が、多くあるの
ではないだろうか。
社内の企画書は、昨年から、西暦表記に変更して、「平成32年度〇〇」という
企画書を見たら、そんな年号は存在しないと、やっと定着してきた。
でも、考えてみれば、元号って何だろうか。
お手軽に読める新書で、その謎を解く新刊が刊行されたので手に取った。
惹句を紹介しますね。
“いちばん楽しめる元号本
元号に関する素朴な疑問に答える入門書。
そしていまいちばん楽しめる元号本。”
“平成→昭和→大正→明治まではさかのぼれるけれど、
明治のひとつ前の元号をすぐ言えるでしょうか?”
“本書では全部で247ある元号をいろいろなランキングを使って解説。
一読してすぐ誰かに話したくなるランキングばかりです。”
“また筆者が名づけた「亀改元」「メルヘン改元」「イチャモン改元」など
最高に面白い改元の理由をあますところなく掲載。”
“さらに「慶應大学」「明治通り」「大正製薬」「Hey! Say! JUMP」など、世の中に
多数ある元号由来のネーミングも紹介しています。”
“「元号一覧」と「平成三十一年史」の巻末付録つき。
まったく新しくて、すぐ読めて、いっぱい楽しめる元号本の誕生です。”
ざっくりと、元号のことが把握でき、さらにトリビアな知識満載で、結構楽しめました。
大化から始まった日本の元号は、平成で247番目で、いよいよ4月1日には、248番目
の元号が発表される。
平成の発表のときは、当時の小渕官房長官が、高々と「平成」という文字を掲げたが、
今度は、最近人気のない、菅官房長官が、なんとういう文字を掲げるのだろうか。
新しい元号で始まる時代が、安らかなものであってほしいと願うばかりだ。
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