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2019年02月24日17:52

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大学入試の環境

 明日は、国公立大の前期入試が実施される予定で、すでに私大では多くで合否が判明している。今年は各大学が入試定員を厳格化していることもあって、模試でA判定、B判定が出ている、いわゆる合格圏内にあるところでも、不合格になったという声も聞かれる。

 昨今の大学入試は、少子化の進行とともに「大学全入」などと言われてもいるけれど、実際は定員を絞り込んできているので、難関大になればなるほど入りにくくなっている。ここ最近は特にMARCH、日東駒専の難化が伝えられている。

 医学部の不正入試事件も記憶に新しい。こうした大学側の不正は、国から支給される補助金の削減にも直結するため、各私大はなおさら入試定員の厳格化を進めているのだろう。
 受験生も、志望大学に入るために入試問題の傾向を把握し、難易度に応じた学習を行って、少しでも合格率を上げようとしている。早慶あたりになってくると、単に学力があるだけで合格できるわけではなく、入試問題そのものに独特のクセがある。それが志望校であれば、その対策は不可欠だ。
 しかし、そうした受験生のあずかり知らぬところで、難化や厳格化が進んでいるのだとしたら、気の毒というほかない。現段階では、そうした流れが国公立まで及んでいるというわけではなさそうなので、特に明日や後期日程に挑む受験生は気落ちせずに頑張ってほしい。


 こうした状況のなかで、間もなく実施されることになるのが、大学入学共通テストである。マークシート方式のセンター試験から、記述式も採用するところが大きな変更点といわれる。
 現在でも、センター入試を採用している私大は多いけれど、共通テストについては国公立大も含めて対応が分かれている。共通テストを実施せず、独自の入試問題で合否を図ろうとするところも出てきた。
 入試制度が揺らぐなか、教育現場は大きく混乱しているものと思われる。共通テストは二年後に採用予定であるから、いまの高校一年生以下はそれに合わせた学習が求められてくる。教える内容そのものに違いがないとしても、試験対策は必須なのが大学受験である。

 ここでは従来の入試(歴史)が丸暗記でも大丈夫のような見出しで語られているけれども、これまでも難関校になればなるほど、暗記でどうにかなるような問題は出されない。というか、入試で西暦を答えさせるような問題にそもそも出くわしたことがないのだけれど。
 そういう意味では、あまり肩の力を入れすぎるのもよくないのかもしれない。ただ、共通テストがどういったものなのか曖昧なため、憶測に基づく情報が受験生たちを悩ませる可能性はある。この影響は決して軽微とはいえまい。

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■2020年・大学入試の激変で、もう丸暗記じゃダメ。新科目「歴史総合」とは?
(日刊SPA! - 02月23日 09:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=5510351
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