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2019年02月12日22:53

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大河ドラマとスタートダッシュ

 一般的に大河ドラマは、登場人物たちの知名度でまず視聴者を惹きつけ、それから内容の面白さで人気を持続させるパターンなのだけれど、今年はそれが使えなかった。大河ドラマが、戦国時代もしくは幕末維新となりがちなのも、誰でも知っている歴史上の人物が活躍するからで、そうじゃなければ視聴者はなかなか継続して見てくれない。

 この日記でもしばしば紹介する「花の乱」は1994年に放映された大河ドラマだけれど、視聴率は平均14%と、この当時としては極めて低かった。その理由としては、放映時期が変則的で、4月からだったこと。そして時代が室町時代後期、応仁の乱だったこと。このあたりでつかみを逸してしまった。内容も、乱世を切り開く武将たちの活躍という感じではなく、暗いイメージがつきまとっていたから、これも視聴者のニーズに合致しなかったのだろう。

 でも、キャストは豪華だし、中身も悪くない。長編時代劇としては、いま見ても十分に面白い。視聴率の低迷=お話がつまらないというケースもあるけれど、すべてそうとは限らない。

 「いだてん」も、登場人物の知名度はほとんどない。戦乱など、盛り上がる展開もなかなか期待できない。そうした条件が低迷につながっている。よく聞く声としては、「大河ドラマなのに朝ドラみたい」というもの。まあ、確かに。

 でも、見てみると当時の社会はよく描かれているし、一般的な大河ドラマと捉えなければ、十分に面白いと思う。もちろん、視聴者あってのドラマだけれど、変なテコ入れはせず、あとから高い評価を受ける作品を目指してほしい。

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NHK大河「いだてん」第6話9・9%史上最速1桁
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5494324
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