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2018年06月16日09:36

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(378)

全日本プロレス85年ワールド・チャンピオン・カーニバル、日本テレビ「全日本プロレス中継」ゴールデンタイム復帰、毎週土曜日午後7時からの第1戦は10月19日、後楽園ホールからの生中継。

観衆は3,400人超満員発表。立錐の余地もないほどギッシリと入りました。

7月30日、福岡スポーツセンターでスタン・ハンセンに敗れ、PWFヘビー級王座から転落、無冠となり日本では21年ぶりにタイトル戦線から「卒業」した馬場はゲスト解説者として放送席に座りました。

テレビ中継の試合は全部で4試合。出来るだけ放送時間内に試合が全部入るようにとこの4試合は全て15分間1本勝負で行われました。

先ずは天龍、タイガーマスク組とミル・マスカラス、チャボ・ゲレロ組の一戦(試合途中から放送)は天龍が10分40秒、軽量のチャボを片エビ固めに決めて天龍、タイガーマスク組の勝利。

次いで長州vsリック・マーテルのシングルマッチ。攻める長州、受けるマーテルという展開になりましたが、長州がリキラリアットを終盤爆発させたものの、時間切れ引き分けとなりました。

セミファイナルは鶴田vsリック・フレアー。鶴田はフレアーの得意技である足4の字固めを見せましたが、この攻防では15分は短すぎて時間切れ引き分け。

時間切れが2試合続いたところで放送時間は5分ちょっと残すところとなり、メインイベントのドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンクのザ・ファンクスvsこの年、早くも3度目の来日となったアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズの夢の対決は試合開始して間もなく放送時間が終了。試合は3分59秒、両チームリングアウトの引き分けに終わりました。

前々回書いた通り、前日の18日は新日本プロレスが後楽園ホールから生中継を行っており、興行戦争、視聴率戦争となりました。

観客動員は新日本が2,290人発表で3,400人発表の全日本の勝利でしたが、テレビ視聴率ではテレビ朝日のワールドプロレスリングが13.3%、この日の全日本プロレス中継が11.6%とゴールデンタイム放送を継続して来た新日本プロレス、テレ朝が面目を保ちました。

日本テレビから課せられたノルマは15%、残念ながら初回は未達でした。

10月21日、両国国技館(テレビ収録、観衆10,900人満員発表)はゴールデンタイム復帰記念大会として行われ、世界初の開催となるNWA世界ヘビー級王者フレアーvsAWA世界ヘビー級王者マーテルのダブル・タイトルマッチが実現。

これまで、WWFがNWAの傘下団体だったローカルテリトリー時代、NWAとWWF(WWWF)、AWAとWWFのダブル・タイトルマッチはありましたが、2大メジャーは交わらず。

エディ・グラハム、ジム・クロケット、ビンス・マクマホン・シニア、バーン・ガニアのいずれの大プロモーターも開催出来なかった大仕事を日本の馬場がやってのけたのは快挙でした。

マーテルがフライング・ヘッドシザースで攻勢をかけ、フレアーが受ける展開となりました。この試合はマーテルが挑戦者、フレアーが王者としての試合をした印象を受けました。試合は34分3秒、両者リングアウトの引き分けとなりました。

セミファイナルは鶴田、天龍組とウォリアーズがノンタイトルで激突。国技館ではウォリアーズ初来日の3月9日、インターナショナル・タッグ選手権試合以来の顔合わせとなりましたがウォリアーズのマネージャー、ポール・エラリングの乱入により10分4秒、鶴田、天龍組の反則勝ち。

セミ前は長州、谷津嘉章組vsマスカラス、アート・クルーズ組の一戦。長州とマスカラスは長州が75年、西ドイツで修行していた時に対戦経験があるそうですが、国内では初対戦。

やはり噛み合わず、長州が8分41秒、クルーズをリキラリアットからの体固めで押さえております。
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