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2017年10月21日18:51

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【音楽】 最近購入したCD

今日も雨であるが、台風による暴風雨になる前にと、期日前投票を行うために区役所の期日前投票所に行ってきた。同じような考えの人が多いのか、結構混雑していた。投票後は自宅に戻り、あとは明日も含めて自宅で過ごすことに決めた。

そんな訳で音楽を聴きながらのんびりと過ごしている休日。最近購入したCDも聴いた。2枚ほどある。

●メル・ボニ (フランス、1858-1937)
 ・ワルツ形式の組曲
 ・クレオパトラの夢
 ・サロメ
 ・オフェーリア
 ・東洋風組曲
 ・サラバンド
 ・パヴァーヌ
 ・ブーレ
 ・放浪者たち

   ブノワ・フロマンジェ指揮ブカレスト交響楽団   (Le Chant de Linos)

メル・ボニの管弦楽作品はこのCDで初めて聴くが、ピアノ曲の管弦楽版も多いようだ。「ワルツ形式の組曲」からして、メル・ボニの作品らしい「優しさ」があり、ピアノ版とは別の良さがある。「伝説の女性」シリーズは、女性作曲家らしいテーマだろう。「クレオパトラの夢」は、ピアノ版よりも雰囲気が出ている。「サロメ」の異様さや悲劇性も、女性視点で描いた感じだろうか。「オフェーリア」は「サロメ」とは趣が違う、静かな(?)悲劇性。(「サロメ」以外は生前は出版されなかったらしい。) 「東洋風組曲」は、2曲目の「舞姫の踊り」が面白い。最後の方に収められている小品は、ピアノ曲の雰囲気をそのまま管弦楽に移したようである。


●外山雄三 (日本、1931-  )
 ・管弦楽のためのディヴェルティメント

●徳山美奈子 (日本、1958-  )
 ・交響的素描「石川」

●西村朗 (日本、1953-  )
 ・樹海
 ・鳥のヘテロフォニー

   岩城宏之指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢
   吉村七重 (二十絃箏)              (2002録音、Warner)

オーケストラ・アンサンブル金沢の石川県立音楽堂における演奏会ライブCDである。いずれも初めて聴く曲だが、日本のオケによる日本人作曲家の作品で、やはり日本人の感性に合う曲ばかりである。外山雄三は「ラプソディー」が有名だが、「ディヴェルティメント」も同様に日本民謡を素材にした曲で、「ドンパン節」に始まり、聴いたことある様々な旋律がからんでいく。第2楽章は「稗搗節」を静かに奏で、第3楽章では一気に昂揚する。「ラプソディー」とよく似た感じだ。徳山美奈子の作品は初めて聴くが、石川県の印象を描いたという作品は、加賀と能登の歌を素材にしており、金沢の女性的な美しさと能登の海の男性的な勇壮さを表しているという。第3楽章は太鼓ドンドコで激しくしめくくる。西村朗の「樹海」は少し雰囲気が違って、二十絃箏も加わって、いわゆる「西村節」というか、一見捉えどころのなさそうな、樹海に迷い込んだような(?)独特の雰囲気の曲である。「鳥のヘテロフォニー」は、西村氏の好むバリ島のガムランやケチャを取り入れた作品ということだが、なかなか面白い曲。
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