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2017年02月23日21:49

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ジャンボ鶴田怪物伝説(337)

83年8月1日、後楽園ホール(観衆3200人満員発表)大会。この日はノーテレビでしたが、7月26日、福岡スポーツセンターでタイガー・ジェット・シン、上田馬之助組にリングアウト負けしインターナショナル・タッグ王座を奪われた馬場、鶴田組がリターンマッチを行っています。

私はこの興行は観に行きました。最終戦の8月4日の後楽園ホールの方がテレビ収録もあり、カード的には良かったのですが、この日は新日本プロレスが蔵前国技館で長州vs藤波のWWFインターナショナル・ヘビー級選手権試合をメインにサマー・ファイト・シリーズ最終戦が行われることになっており、そちらに行きたい為に1日の大会を観に行った訳です。

試合は鶴田がこのシリーズニック・ボックウィンクルとのAWA世界ヘビー級選手権試合で見せた「王者のフィニッシュホールド」足4の字固めを上田に決めて見せましたがシンが凶器でカット。

そのまま場外乱闘にもつれ込み、馬場が試合の権利のある上田を場外でコブラツイスト。

シンが鶴田の足を引っ張って両リン防衛を狙いましたが鶴田はシンにキック、リングにカウント10ギリギリで戻りました。

11分、試合権利のある鶴田が上田にリングアウト勝ち。馬場、鶴田組が6日ぶりに王座奪回を果たしています。

この試合もはっきり言って凡戦で盛り上がりには欠けました。シン、上田組は1度の防衛もなく6日天下に終わりました。

セミファイナルはテリー・ファンクがジェリー・モローと対戦、モローがヘッドバットでテリーを苦しめましたが、モローの足を捕らえるとテキサス・クローバーホールドでギブアップ勝ち。

天龍は石川敬士と組んでアレックス・スミルノフ、ジェリー・オーツ組との対戦、天龍がオーツを片エビ固め。

翌日8月2日は横浜文化体育館大会(観衆5500人発表、テレビ収録)でダブルメインイベント、鶴田vsシン、テリーvs上田の2大シングルマッチが組まれました。

先ずダブルメイン第1試合で組まれたテリーと上田はテリーが上田の反則攻撃に苦しめられながらも、テキサス・クローバーホールドをリング中央でガッチリ捕らえました。

あわやギブアップかと思われた瞬間、シンが乱入、8分41秒、テリーの反則勝ちに終わりました。

そのままの流れでダブルメイン第2試合の鶴田vsシンの試合に突入しました。両者のシングル戦は3月3日、後楽園ホール以来の対戦で、前回は鶴田に体力負けしスタミナを切らしたシンが苦し紛れの反則負けでどうにか逃げ切った感じでした。

チョーク攻撃で鶴田を苦しめたシンでしたが、鶴田もジャンピング・ニーパットで反撃。

シンが場外に逃げて11分51秒、両者リングアウトのドロー裁定。またもシンを倒すことは出来ませんでした。

セミファイナルは馬場、天龍組が元国際プロレスのエース外国人タッグ、スミルノフ、ジプシー・ジョー組と対戦。

天龍がジョーをブレーンバスターから片エビ固め。

その他、81年7月〜8月の国際プロレス最終シリーズとなったビッグ・サマー・シリーズで何度か対戦、8月8日、根室市青少年体育センターでは金網デスマッチによる最後のIWA世界タッグ選手権試合を行ったマイティ井上(パートナーは阿修羅・原)とジェリー・オーツ(パートナーはテリー・ギッブス)のレスリングマスター同士のシングルマッチが組まれ、M井上が逆さ押さえ込みで勝利。

原は国際プロレス時代、カナダ・カルガリー修行時代に色々と面倒を見てもらったモローと対戦、エビ固めでフォール勝ち。

私が初めて国際を生観戦した79年1月21日、後楽園ホールでは、カナダ修行から凱旋帰国した原がエース格外国人のスミルノフとシングル戦を行い、ダンプガイの異名通りエキサイトして反則負けを取られましたが、この時原のセコンドとして熱心にアドバイスしていたのがモローこと稲妻二郎でした。

偶然か、このシリーズはテリーとシン以外の外国人勢は国際プロレス参戦経験者が多く来日しており、国際ファンにとっては楽しみな組合わせが多数実現しています。
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