最近購入したＣＤの備忘録。
●ユスティン・ハインリヒ・クネヒト （ドイツ、1752-1817）
・大交響曲「自然の音楽的描写」
・３つのアリア
・序曲
・華麗なアリア
・歌劇｢アイオロスの竪琴｣序曲
フリーダー・ベルニウス指揮ホフカペレ・シュトゥットガルト／サラ・ウェーゲナー(ソプラノ)
（1977、2011、2008録音、Carus）
クネヒトの作品はこのＣＤで初めて聴いた。「自然の音楽的描写」は、「１．牧歌的な表情」、「２．嵐の予感」、「３．嵐の到来」、「４．嵐が過ぎ去り」、「５．喜びの賛歌」の５楽章からなる。まるでベートーヴェンの第６番「田園」のようだが、実際ベートーヴェンはこの曲から着想を得て｢田園｣を作ったという。非常に心地よい音楽で、「ああ、こういう曲はいいなあ」と思える作品。
●ヘンドリク・アンドリーセン （オランダ、1892-1981）
・交響曲第３番
・協奏交響曲
・性格的な序曲
ダヴィト・ポルセリン指揮オランダ交響楽団 （2012録音、cpo）
交響曲は１番と２番はすでに聴いているが、３番はこのＣＤで初めて聴く。じっくりと聴くとなかなか味わい深く、良い曲だと思う。終楽章が圧巻。協奏交響曲は心地よい音楽で、メロディーが美しい。
●ミェスチワフ・ヴァインベルク （ポーランド→ソ連、1919-1996）
・室内交響曲第３番
・室内交響曲第４番
トルド・スヴェドルンド指揮ヘルシンボリ交響楽団 （2014録音、CHAMDOS）
弦楽オーケストラの３番は初めて聴く曲、弦楽オーケストラとクラリネットの第４番は別のＣＤで既に聴いている曲。第３番は静謐な第１楽章、と思っていたら第２楽章はドンチャン騒ぎで、そのあとも独特の雰囲気になるのは、やはりヴァインベルク。第４番も似た感じだが、クラリネットが加わり、哀愁を帯びた曲になるのが良い。どちらも素晴らしい（＝私好み）曲。
●ダヴィート・ポッパー （チェコ､1776-1822）
・チェロ協奏曲第１番
・チェロ協奏曲第２番
・チェロ協奏曲第３番
ニクラス・ヴィレーン指揮ケルン西ドイツ放送管弦楽団／ウェン=シン・ヤン (チェロ)
（2011録音、cpo）
チェロの名手が作ったチェロ協奏曲集。チェロを弾く人には馴染みの作曲家／チェリストかもしれないが、私はこのＣＤで初めて聴いた。いずれも、聴きどころの多い名曲だ。第２番は比較的知られているらしいが、第１番も素晴らしい。チェロをどのように弾けば効果的かをよく知っているからこそ出来た作品だろう。
●ハインリヒ・カミンスキ （ドイツ、1886-1946）
・ピアノ、クラリネット、ヴィオラ、チェロの四重奏曲 (��)
・クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの五重奏曲 (��)
・３つの宗教的歌曲 （��）
� Д魁璽蕁Εぅ襯璽�(P)、シュテファン・ジーゲンターラー(Cl)、、マルク・ゴトーニ(Va)、ペーター・ヘール(Vc)、
�◆Д轡絅謄侫．鵝Ε検璽殴鵐拭璽蕁�(Cl)、オリヴィエ・ダルベレイ(Hrn)、コーリャ・レッシング(Vn)、ウルリク・アイヒェンアウアー(Va)、グィド・シーフェン(Ｖｃ)
��：アンナ・マリア・パンマー(Sｏｐ)、 コーリャ・レッシング(Vn)、シュテファン・ジーゲンターラー(Cl)
（2005録音、Sterling）
カミンスキの、クラリネットを含む室内楽集のＣＤ。いずれも初めて聴く曲だが、しみじみと感じ入るような曲で、聴けば聴くほど良さが分かりそうな曲だと思う。
●紺野陽吉 （日本、1913-1945）
・弦楽二重奏曲（ヴァイオリンとチェロ）
・木管三重奏曲（フルートとクラリネットとファゴット）
・弦楽三重奏曲（ヴァイオリンとヴィオラとチェロ） ＜未完＞
・弦楽三重奏曲 第３楽章（安藤久義補作版）
菖蒲弦楽三重奏団／山吹木管三重奏団 (2014録音、MITTENWALD)
ＣＤ店でたまたま見かけるまでは、名前すら聞いたことがなかった作曲家。衝動買い。山形県出身(コンノという姓からも分かる)で、没年から推察されるように、無念のうちに戦没した作曲家である。「西洋音楽の伝統」に捉われず、自らの感性から自然にあふれ出てきたような音楽といえようか。
●芥川也寸志 （日本、1925-1989）
・バレエ・ファンタジー「湖底の夢」
・バレエ「炎も星も(Flame...star)」
芥川也寸志指揮ＡＢＣ交響楽団／上田仁指揮東京交響楽団
（1956／1953録音、ThreeShells）
７／１２の日記参照。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1944052697&owner_id=12784286
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