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日記一覧

ひとつしか照らさない灯りを手に持って人通りの途絶えた通りを歩いている日にちの変化や、年号の変化様々な冠が世界を駆け巡るけれど実際のところ、それはただの節目に過ぎなくてひとつしか照らさない灯りはせいぜい何かに躓かないで済むだけそれでもないより

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ごあいさつ
2021年12月31日18:12

今年一年ありがとうございました来年もまたよろしくお願いします。今年はライジンで年を越します。

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眠りを逃した真夜中におまえは声を上げ竜巻のイマジンを言葉に書きつける街は浮ついているアルコールに操られる連中下痢便のようなアクセルのバイク時折の救急車のサイレンとアナウンス世界の狭間にいるようだとおまえは口にするんだもう幾度呟いたかしれない

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閉じたまぶたの裏側から古い鉄扉が軋むような音が聞こえる、それは思考回路の悲鳴なんじゃないかと思った、証明する手段などまるでないけれど…数年前に見た夢を急に思い出す瞬間、俺が生きようとしているのはどんな時間なのか?そんなことについて考えること

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詩人PVその15
2021年12月25日12:59

有線でなんというかダブというかルーズなノリの曲流れて(こんな感じのもやってみようかな)と思いその日のうちにサビのフレーズ浮かんだので即作りました。いいと思います。( ´∀`)

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くだらない街の冬の陽炎
2021年12月19日23:12

妄想癖の神父は教会の入口のそばで、目を覚ましたままぼんやりと涎を垂らしている、教会前の広場にずらりと並んだ日曜日の市場の、果実売りの娘が横目でそれを馬鹿にする、本格的な冬がやって来て、空は日本製の最新型のテレビ画面のように澄んでいる、その日

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男の肩と背中には
2021年12月18日12:15

去年、左肩が痺れ、左半身の体温がほとんどなくなり、三日ほど寝たきりになったあと、いろいろな病院で診てもらったがどうにもならず、駄目もとで行った鍼灸院にて、「肩の関節部分のインナーマッスルがガチガチになってしまっている…と思われる。」というよ

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それが本当に眠りだったのかと問われれば俺は分からないと答えただろう、現実なのか、それとも夢の中に居たのか、釈然としない何時間かが過ぎて、夢遊病者のように俺は服を着替えて外へと彷徨い出た、それは本当に無心のままの行動であったが、脳髄のどこかで

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詩人PV14作目
2021年12月10日23:43

何年か前の日記に載せた山中のお寺跡で撮りましたこれまでも常にロケ地として候補に上がり続けていた場所なのですがとにかく行くのが大変なのでなかなか決まらなかったのです。最近字幕入れてるじゃないですか?つまり自分の詩を結構じっくり読んでいくわけな

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それは彼方へ消える幼い日の記憶だろうか、それは燃えながら散りゆくひとつの詩篇だろうか、それは最後の歌をうたう老婆の掠れた声だろうか、長雨の後、窓に残った雨粒が滑り落ちる時のシンクロニシティーは、もしかしたら決して投函されてはならない手紙と同

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詩人PV新作ですよ
2021年11月27日17:46

どうなんだろうこれ?と最後まで思いながら作ってアップしたんだけど意外とよかったって感じです。

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鬱血のアウトサイド
2021年11月23日18:41

轢死の残滓、まだ夏の在処の片隅に、凍る息を見つめながら、語れる言葉も無しに…そのまま、そのまま、塵のような雪に埋もれる、春になる頃に骨組みだけの姿でまた会えるさ、口笛は曰く付きのインストゥルメンタル、縦列駐車の中で、一人の運転手の心臓が止ま

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風穴の夜
2021年11月14日21:46

動乱を思慕する、がらんどうの日、雪の無い雪景色、早い冬の休日、いつだって同じ話、どっかで見た景色、勝手に時が過ぎ、いつかしら夕暮れ、見送り、空振り、呆けた椅子の上、目の中にまだら模様、妄想の残像、なにか刺激的な―思い出せない夢、歯軋りのよう

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It's absolutely impossible.
2021年11月07日21:17

血液が凝固したとき、その形状がなにかを語っていたとすれば、それが俺のうたうべきことなのだろうと思う、語るべき真実のないやつらは、静寂の中で気が狂う、瞬きの途中で騒乱を目にする、類稀なる血飛沫は讃美歌を奏でていた、闘いの…闘いの感触は常にその

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お前は煤色の赤ん坊を抱いて焼け焦げたアスファルトを裸足で踏みしめるサイレンだと思っていたのはいくつもの悲鳴で雨雲に見えていたのはなにもかもが無に還ろうと爆ぜる努力の証だったようやくたどり着いた川面は器に注がれた汁物のそれのようにぬるりと輝い

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少し離れたところで双眼鏡を覗いていた、絞りやなんかの設定は出鱈目で、そもそも自分がそこを覗くことでなにを見つけようとしているのか、なにを凝視しようとしているのか分からなかった、それはしいて言えば暇潰しみたいなものだったのだ、そのとき自分の立

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もう数十年のキャリアを誇るだろう生ゴミ用のポリバケツには今日も腹を存分に膨らませたビニール袋が蓋が少し持ち上がるくらいにまで詰め込まれていた、俺にはそれが薄笑いを浮かべ、帽子を持ち上げて挨拶をする気障野郎に見えて仕方がなかった、明方の裏通り

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街外れの巨大な交差点に遺構のように居座っている歩道橋の橋脚に点在するこびりついたある種の伝染病による斑点を思わせる赤錆は、それが置き去られた無機物に歌える唯一の詩だとでも叫んでいるみたいに見えた、かつては数えきれない人々が逸りながらそこを渡

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The Root Waste Disposer
2021年10月10日21:53

滑落し、転がり、露出した幾つもの岩石に研磨されながら、激突し、砕かれ、折れ、失い、果てしない距離を、途方もない時間を、次第に確固たる死へと導かれてゆく、ただの夜に迎える感情のおおよそにはそんなビジョンがある、それは正面では上映されない、スク

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ありがとう、おやすみ
2021年10月07日00:01

ときおり訪れる叫びの衝動だけどそいつを信じてしまったらたぶん終わりの始まりだろう暖かいとも冷たいとも言いがたいどっちつかずの夜寝床の中で狂人のように霞んだ目を見開いてそこからの景色はいつまでも変わらないいくつになろうとどこに住もうと本当のさ

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悪い飲みかたの話
2021年10月03日22:05

悲鳴の在り方を、お前は、事細かに説明する、無意味だ、喋る価値もないようなものだ、俺はそんなものに興味はない、お前のそんな話を聞いていても仕方がない、けれどお前は喋り続ける、何かにとり憑かれたみたいに、それについて良く知っている、お前以外の別

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今回のPVの舞台紹介です
2021年10月03日13:59

俺の詩には廃墟が似合うんだよ。

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詩人PV12作目
2021年10月02日15:36

今回は背景を主役にし自分は動かず(前回動きまくったので)なお字幕を付けるといういろいろと試んでいるので楽しんでみてください。台風の影響で風が良く吹いていたので思った以上の効果が得られました。そしてさらに長いですでもそれはしかたないことミチロ

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2021年09月26日11:30

砂利道に零れ落ちた戯言は瞬く間に無に還り、舌癌の男の歌声がドラム缶に飲み込まれる、機能食品の後味だけが喉笛の入口でオシログラフの針を揺らす、ボトルネックプレイのブルース、環状線の高架の脚で錆びのような染みに変わる、町工場の廃墟の割れ落ちた窓

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静寂の裏側の出来事
2021年09月17日17:59

怒りとも悲しみともつかない咆哮が脳裏でずっと続いていた、目蓋と眼球の間に、書き上げることが出来ない手紙が、皺にならないように丁寧に慎重に差し込まれているみたいで、そんな行場のない思いは瘡蓋の下でじくじくと膿んでいる古い傷のように僕の心情に爪

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手頃な刃物で踝に刻んだ言葉は小さく、それは告白でも独白でもなくただただ痛みと、意味と共に在りどうぞ私の手をお取りください、苦しみと、悲しみに潜む言葉たちの種よ大衆食堂の裏側、排気ダクトから生活が吐き捨てられている野良猫たちの会合、彼らはきっ

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「退会したユーザー」宛
2021年09月08日21:44

人の部屋でややこしい話するの嫌いだからこっちで返事する。いずれ君はこっちに来てくれるらしいけどいますぐ返事したいことがあるからさ。個人的なことも話したいし。まず、彼女が俺に知らせてるんじゃなくて、俺がそうしてと頼んだ。書き込みを消さずに、俺

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あぶれもの
2021年09月05日14:56

世界の糊代に迷い込み、四方八方、己の居場所とはまるで違う有様で、色の薄い一日が繰り返される、精神異常者が見る見境の無い夢のような日常の中で、思考は数十年放置された廃屋の窓ガラスのようにひび割れ、所々欠損していた、吾身を殴り、気を吐き、理由の

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標準ジャップ
2021年08月29日22:34

標準ジャップ、標準ジャップ標準ジャップ、標準ジャップオンギャと生まれたその瞬間、だけは天使のようないい子でした家に帰ったその瞬間から、乳くれ早くくれ今くれと朝と泣く昼と泣く夜と泣く、うら若き母親疲労困憊歩き始めたら無法地帯、オモチャに洋服お

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詩人PV11作目
2021年08月29日22:19

出来ました。今回はわりと自分のポテンシャル頼りの作品であると言えましょう。なんかユニークでいいんじゃないかと思います。( ´∀`)

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