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日記一覧

去年からどうも…
2019年09月28日18:14

もうひと月ちかく前だったろうか。首の後ろ、付け根近くになにかぶよっとしたできものが現れた。仕事の前に公園でひといきついたりしていたので、さてはイヤホン耳に突っ込んで音楽聴いてるあいだにでも虫に食われたか?などと考えていたのだが、いつになって

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神経のからくりは解かれたのか、夜は沈殿する記憶のように膨大で心許ない、砂地に潜む蛇のように寝床に伏せて、閉じない瞼が見せる退屈な夢を見る、ハードロックと雨の音、時計を気にしなければ時間は自由軸だ、円環を歩き続けるような毎日、水晶体は日常のす

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自家中毒の記憶が熱をもって現れるとそのまま今ともつれ合って連なり転がって床に触れたところから声も出さずに死んでいくひとつひとつの細胞の悲鳴を拾ってコードを記録していく中で生まれてくる音はノイズと名付けられる、それは内臓の内壁に刻まれた擦り傷

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あの灰が零時になるとき
2019年09月15日23:30

溶鉱炉の中でどろどろに溶けた灰色の自我を化粧水のように皮膚の上に塗りたくる熱さというよりは痛みの連なりで焼けていくおれの上面度を超えた衝撃は幻覚を引き起こすだけどそれはいつかしら見たことがあるどうしようもない現実の一場面によく似ているなにか

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安いキャリーバッグの硬質プラスチックの車輪がまばらな拍手のようなリズムで旅行者の孤独を連れて歩いているバスターミナルは蒸し暑く分厚い屋根に覆われている様々な方言や言語が異常発生したムクドリの鳴き声みたいにそこらで飛び交ってる汗をかきすぎたシ

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とある感触はおそらくは動脈からの血液を不規則に浴びるシャワーのようなものだった、だから俺はおとなしくしてそれを浴び続けていた、だってそれは俺の血以外には在り得なかったし、その中途半端な温度は浴び続けることにどんな苦労もなかった、これは惰性な

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擦り切れた中指の軋む音を聞きながら吐いた唾に溺れ込む夜だ、晩夏の中に在りながら俺の胸中は氷点下に居るように震えていた、それは根本的な魂の渇望のノイズだ、ふたつの分厚い鉄板が擦れるみたいな鈍い音がずっと続いている、それを消すために俺は、もっと

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