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日記一覧

話に一回区切りついたところでまとめようかなーとか思ってしばらくまとめなかったんだけどまだ区切りつきそうもないので今年のうちに一回まとめておきますちょっと長いよ。貞子の別荘についたとこからね

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名優だった…
2016年12月29日16:40

根津甚八さん死去 所属事務所が発表 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4364372映画「この子の七つのお祝いに」の記者役、中村雅俊とやったドラマ「誇りの報酬」、特に、「龍馬を斬った男」でこの人が演じた坂本龍馬はひょうひょ

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マーガレット色の街灯が午前三時の路上で墜ちた月のように佇んでいるジンの酔いは俺のこめかみを左から右へ真っ直ぐに射貫いて思考がそこから全部漏れていくそのくだらない詩を見下ろしながらたぶんそれが帰路だと思えるあたりをふらふらと歩いているおそらく

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むかし、テレビで見た
2016年12月24日13:41

ちっちゃいころに洋画劇場なんかでたまたま見て、タイトルも役者も判らないんだけど目に焼き付いて離れないシーンがある、そんな映画ありませんか?ぼくはふたつあって。そのうちのひとつはデパルマの「ミッドナイト・クロス」だったんだけど、もうひとつ…子

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少し前に壊れた橋の上に立ってきみは笑顔を浮かべているひびわれたセメントはゆうべの雨のせいで稼働停止した工場の機械のようなにおいがするその橋を苦労して渡ってもきみはどこにもたどり着けないそこになにがあったのか判別もつかないワンルームマンション

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いつか見た映画みたいに
2016年12月09日23:02

ここにヨシオという男が居る。三十を少し過ぎたもの静かな男で、生活のためにある巨大な施設の厨房で洗い場を担当している。毎日日が昇る前に仕事場に入り、日が暮れるころに家に帰る。彼には共に暮らしている女が居る。名前をキヨミという。ヨシオと同じく、

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ろくすっぽ砂も噛んだこともねえ表六が干し過ぎた柿みたいな遺書をしたためる魂の童貞笑わせんなよ、書き終わらないのは心残りのせいじゃねえ、終わらせる気がないせいさ「青い果実でごめんなさい」と熟れぬ恨みの裏返し昨日自分で済ました右手でこの世の憂さ

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カメレオンの脳味噌
2016年11月24日23:02

幻聴にぶっ飛んだ俺は、ディナーの後のデザートにカメレオンの脳味噌を喰らう、それがどこかで食されているものなのかは知らない、寄生虫や、ヤバい菌があるのかどうかも知らない、とにかくカメレオンの脳天を掻っ捌いて千枚通しで穿孔し、ストローを突っ込ん

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Blood on Blood
2016年11月19日22:01

血管が最も交差するポイントで血流は行きあぐねていた、わだかまるものたちが新しい言葉を産み落とす、すんなりと流れないものだけが真実だ、俺は疲弊して仰向けに寝転びながら…その真実だけを認識していた、そのまま眠りたいのかそれとも起き上がりたいのか

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neighbors
2016年11月15日23:00

おれの素晴らしき我家の隣には狂人が住んでいて、朝から晩までこちらの暮らしに聞き耳を立てている、頭を掻く音、鼻を掻く音、耳を掻く音、歯を磨く音、すべての音に文句を言って、それでまともだと思っている、おれのパーソナルコンピューターの画面をどうい

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炭化の街
2016年11月11日21:23

臓器がこむら返る、死後硬直の午後に角膜の隙間に潜り込んだ不協和音を爪楊枝でこそぎ出したら視界が赤く染まった軟膏を塗りこんだらお陀仏だ世界は白濁してオープンリールフィルムのようなノイズに包まれている強姦目的の男の一物を小刀でむしり取った乱暴な

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許される夢は寝床で許されぬ夢は路地裏で噛みすぎたガムのようにひしゃげたまま捨てておけミッドナイト‐ブルーをさらに雨が塗り尽くす23時カラカラに渇いた記憶は自動販売機で手に入る潤いじゃ間に合わなかった「緊急車両に道を譲ってください」と瀕死の誰か

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ブローニングM1910
2016年11月03日21:40

いくつもの美しいあかりが真夜中の街路で飛び散る若者たちは短い騒乱の中に飛び込んで明日など要らないとうそぶいて見せるひび割れた舗装に隠された置手紙には取るに足らない歌い手が書き殴ったさみしい詩激しさが虚しさに過剰な火をつけるときキャデラックの

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一〇月、食事のあとで
2016年10月25日22:21

夜の訪れとともに降り出した雨は秋の始まりにしては不自然なほどに冷たく、まだ夏を待ってでもいるような薄着の私はたちまちのうちに凍えてしまう、友達はそんな私を笑い、私はしかたなく笑い返す、自分の身を抱くようにして震えていると、まるで怖い夢を見た

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ブラック&ホワイト
2016年10月22日14:34

街の端っこの更地を囲うフェンスに絡みついたまま枯れた蔓の落書きのような交錯の隙間から血走った目が俺のことを見ていた、俺はその目に見覚えがあった、鏡で確かめるまでもなかった、斜視で歪んだ照準はそれでもこちらを真っ直ぐに見つめていた、何かしらの

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白夜のように月が燃えあがる夜に暗色のシーツに包まれた寝床におまえは横たわる、清潔な寝室のそこかしこに蛆虫のように蠢いている憤りの欠片、それはすべておまえが隠した懐から零れ落ちていったものだ、もぞもぞと床の上で、淡い影のような、あるのかないの

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ある意味で貴重な存在だよある意味でしかないけどww

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皮膚を切り開いて筋肉の隙間から血管と神経だけを取り除き、天井から吊るしてオブジェにする、血の滴る音を秒針のように聞こう、過ぎ去るときは死と同じだ、一分一秒は死に続けている、血だまりのにおいは外気温よりもほんの少しだけ低い…落下死体のように窓

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その傷が疼くために
2016年10月14日00:29

乖離した俺の右半身が壁の亀裂の中で瞬きの真意を窺っている、先週までの熱が嘘のように冷えた部屋の中、とある境界線の上から確かに爪先は僅かに踏み越していた、変えたばかりの蛍光灯の白色がギロチンのように睡魔を切り刻むとき、俺の目の玉は裏返り眼窩の

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ベッキー“神タイミング”で『ワイドナ』出演 元恋人・川谷絵音にダメ出しhttp://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4232920ウブな頃に前後不覚になってあやまちをおかしてしまうなんてのは誰にだって一度はあることで、それよりも個人的

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土屋太鳳は凄い。
2016年10月09日00:44

ツイッターにも書いたんだけど、あっちは文字数足りないから。もちろんみんな納得づくでね、こういう企画ですからっていうことで走ってるとは思うんですけどね。猫ひろしや森脇健児と違って、このコは超売れっ子な訳でしょ。ドラマも始まったばかりで、撮影し

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四十肩とかなったことないし関節が痛むとかもないし花を生ける花瓶もないしそんな俺がここ最近妙にふっくらしてきたこころあたりはまったくない確かに夜やたら食べる派だけどこの二ヶ月でイモけんぴ二キロ食ったけど今に始まったことではないし花を生ける花瓶

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その光の理由
2016年10月04日00:18

円錐形の反射がカーテンの隙間から潜り込むあれは外灯だろうかあまりにも揺れていて息づいているようだ南に居る嵐のせいでむせかえる夜中だはりついたシャツを脱ぎすてて新しいものを出したいつまでもいい気分じゃいられないことは判っていたけど昨夜はとてつ

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汚れた屋根に降りそそいだ雨が酷い色になって窓をつたっている音楽を聴く気分でもなく本を開くのも億劫な隣の空地に投げ込まれる空缶明方には野良猫のおもちゃになる雑草は果てしなく土地と関係のない人間を遊ばせようとはしない先週妙に張り切っていた夜回り

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HOLE
2016年09月27日01:08

気まぐれでかたまりで買ったでかい肉を適当に切り開いて、塩胡椒ぶっかけて柄のガタついたフライパンでおよそこんぐらいだろうという程度に焼いたら皿に投げ落とし、適当に作ったソースでパクつくとまんざらでもなかった、高い肉だから当然だ、原始時代の人間

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赤いワインが煌びやかな床に散らばって薔薇の花弁に擬態する乱痴気騒ぎの挙句、飲み過ぎた女は吐瀉物を喉に詰まらせてストレッチャーの上で冷たくなった、天国への階段は上れない、地獄の穴へ真っ逆さまさ―それから少しの間は皆正気に戻ったけれどそれもあっ

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女たちは街路に集まって気に入らない誰かの陰口を叩いてる根拠のないことで他人を叩けるなんて随分と罪深いいきものだ空はキレの悪い小便のような雨を昨夜から垂れ流していてトタン屋根は子供が戯れる脈絡のないジャンベのようだ明日は晴れるか、と窓に問いか

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素晴らしい動画
2016年09月11日01:25

人生に疲れた人是非見てください。

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我が家の壁はブロック塀にボード張っただけの安普請。当然断熱材なども入っているわけはなく。僅かな振動が部屋中に反響するなんとかならんもんかとあれこれ見ていたらクローゼットの引き戸の裏側がなんだかいい感じにスチロールハマりそう。ひとマスのサイズ

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愚か者の涙
2016年08月29日18:15

開き直って、当たり前のことを言うそんなの詩人のやることじゃない文法に縛られ、添削に精を出すそんなの詩人のやることじゃない奇をてらって、珍妙な改行、記号の羅列そんなの詩人のやることじゃないひとりで生きられないものが大きな声で誰かの気を引こうと

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