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日記一覧

5月28日のつぶやきで加計学園の県への虚偽報告をとり上げたら、〇永遠さんから「誤っていたことを発表していたと認めて謝罪する人が増えることは、日本の政治の改善のための第一歩」というコメントが来たので、私は驚き愕然としてしまった。〇永遠さんほどの

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以下に西田幾多郎の論文「絶対矛盾的自己同一」の一節を引用する。<< 過去は現在において過ぎ去ったものでありながら未(いま)だ過ぎ去らないものであり、未来は未だ来らざるものであるが現在において既に現れているものであり、現在の矛盾的自己同一とし

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虚心坦懐にこの世界を見つめてみる。どのように慎重に見ても流れている時間というものを見つけることはできない。動いている時間はない、ものが動いているだけである。さまざまなプロセスが進行しているが、そこに流れているという時間は見当たらないのである

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マクタガートは、「時間はB系列だけではとらえきれない。」と言う。しかし、物理学的にはB系列で事足りる。B系列だけでは不十分というのは、われわれが時間というものを動的なものとして把握しているからだろう。それで、A系列とB系列を併用することになる。

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意識のハードプロブレム
2018年05月26日05:53

いわゆる心身問題というものはどう考えてみても存在しないとしか考えられない。この世界を物質現象と意識現象に分けるなら、われわれの感官には意識現象しかないはずである。まず意識現象があって、それから物質現象というものを推論によって構成している。つ

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反則の日大選手が異例の顔出し…謝罪優先させた理由http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5122130有為の青年にテレビの前で謝罪をさせた、そこまで追い込んだ指導者たちの卑劣さに怒りを禁じえない。しかし一方で、自分の罪についてき

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不完全記述
2018年05月22日15:57

固有名は不確定記述であるという。あるとき私は、「二十世紀最大の哲学者はウィトゲンシュタインである。」ということを聴いた。この時、ウィトゲンシュタインというのは哲学者の名前であることを知った。そのほかは何も知らない。やがてその人が『論理哲学論

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■愛媛県、新たな文書を国会提出 柳瀬氏面会に関する記録(朝日新聞デジタル - 05月21日 17:09)http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5120244李下に冠を正さずどころか、果樹園から大きなドンゴロスをしょって出てきた。中身を見せず

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今日は空気が澄んでいる
2018年05月20日15:11

久し振りにきれいな富士山が見えた。

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「弁解はしない」とか言えば聞こえはいいが、弁解はしないというより説明をしたくないなのではないかと勘繰りたくなる。責任があると感じているのなら、全容を包み隠さず明らかにする義務があるということを分かっていないようだ。こんな人物が日大のNo.2とし

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デカルトは考える私以外のものはすべて疑わしいと考えた。それ以来、哲学者は懐疑論というものに取りつかれるようになってしまった。私たちのあらゆる知識は確かな根拠というものを持たないのである。極端な話、自分の精神以外はなにも存在しないのではないか

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デカルトは疑い得るものはすべて疑って、とうとう最後にいくら疑っても疑えぬものとして、「考える私」というものに行きついた。デカルトはその卓越した洞察力と思考力において、天才と言われるにふさわしい人物であることは間違いない。しかし、内観という点

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哲学を勉強し始めると、「すべては私の意識の中にある。」とか、「いま私の外部に見えている景色はすべて私の脳の中なのだ。」と言いたくなる時期がある。そこで考えなければならないことは、その時の「意識」とか「脳」というものは一体何なんだろうというこ

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前回記事についてho-anthroposさんから、「『真理が現前する』という言い方には違和感がある」との指摘を頂いた。「真理」という言葉には、「世界をこのようにあらしめている原因」というようなニュアンスあるので、そういうふうに受け止めるのは当然である。

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「あるがまま」ということについてもう少し考えてみたい。「善の研究」の第一編第一章「純粋経験」の冒頭は次のような文言で始まっている。≪ 経験するといふのは事実其儘(そのまま)に知るの意である。全く自己の細工を棄てて、事実に従うて知るのである。

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おそらく「大数の法則」に意味はない。法則と呼ばれているが、その証明は存在しない。経験から帰納されたと考えている人が多いのだが、それが偶然ではないと誰も言えない。丁半には優劣がないから対等だろうという、根拠のない予測だけが根拠なのだ。それらが

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小林秀雄ファンならば誰でも知っている、「当麻」の中の有名な一節である。ここで言う「花」は世阿弥の言う芸の花だが、植物の花であるとしても十分に意味が通じるところがおもしろい。つまるところ、小林は美そのものなどとというものはないと言っているのだ

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「ものごとをあるがままを見るなどということができるはずがない。」というふうに言われることがある。私たちがなにかを見る時には必ず何らかのフィルターがかかっているということなのだろう。しかし、私に言わせれば、そのような考え方自体が、自分の感覚と

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真理は現前している
2018年05月06日18:32

科学的真理の探究というのは、現象の背後にある秩序を探るということだが、禅仏教における真理というのは現象そのものを指す。いわゆる禅問答のテーマとして「鐘が鳴るのか撞木が鳴るのか?」というのがある。設問の仕方が少々稚拙かもしれないが、一応これは

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予算消化へ不妊手術推進
2018年05月06日10:06

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018050602000147.html今朝の東京新聞の一面を見て、ハンナ・アレントの「悪の凡庸さ」という言葉を思い出した。厚生省の役人も「誠実」に職務を果たしただけなのだろう。アイヒマンのように。

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■安倍首相「いよいよ改憲取り組む時」=自衛隊明記に意欲−改憲集会(時事通信社 - 05月03日 18:00)http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5096799「9条2項を残したままで自衛隊を憲法に明記」とは、安倍さんが論理的な不整合にいかに

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