mixiユーザー(id:4119189)

日記一覧

浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」読了。高校生の「僕」(安藤純)は、年上の男性が好きなゲイ。ある日、BLマンガを買っている同級生女子、三浦さんを目撃、次第に三浦さんが自分を好きになっているとわかるようになる。主人公は、自

続きを読む

西村寿行「闇の法廷」
2019年01月28日21:30

西村寿行「闇の法廷」読了。表の(通常の)裁判で裁かれない犯罪者を裁く闇の法廷。白い犬をトラックでひき殺した男。学究肌の男を陥れ、妻と娘を犯した男。岩手県で隆盛を誇る一大コンツェルンを築いた男を惨殺した男。人間の本質というか、獣性を暴き、凌辱

続きを読む

川上未映子「ヘヴン」
2019年01月26日22:11

川上未映子「ヘヴン」読了。初めて読む作家さん。イジメ問題を扱っているというので、「いじめへの反旗」の流れで読んでみた。主人公、「僕」はクラスでいじめられている。目が斜視で、「ロンパリ」などと呼ばれ、暴力を受ける。そんな僕に、同じようにいじめ

続きを読む

ジョー・ネスボ「ザ・バット 神話の殺人」読了。ノルウェーのミステリ作家ジョー・ネスボの刑事ハリー・ホーレシリーズ第1作。ホーレは、オーストラリアでレイプされ、殺害されたノルウェー人女性インゲル・ホルテルのための捜査に派遣される。シドニー警察

続きを読む

宮田敦司「日本の情報機関は世界に舐められている」読了。副題は「自衛隊情報下士官が見たインテリジェンス最前線」。著者は、元航空自衛隊の情報部門に所属する曹士(空曹)。自衛隊退官後、ヒューミント組織に関わったという。情報機関の分析官だった経験が

続きを読む

マーク・ボウデン「パブロを殺せ 史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊」読了。「ブラックホークダウン」の著者によるノンフィクション。タイトル通りで、麻薬王を追い詰めるコロンビア警察の特捜隊とアメリカの情報機関と特殊部隊。実はアメリ

続きを読む

深見真「ヴァイス 麻布警察署 刑事課潜入捜査」読了。麻布警察署の刑事課二係の仙石重一は、ヤクザや半グレ集団と持ちつ持たれつの関係を利用して、金儲けをしている悪徳警官。部下の武智、駒形は仙石に助けられた恩があり、忠実な部下になっている。女性刑

続きを読む

高嶋哲夫「いじめへの反旗」読了。アメリカからの帰国子女、主人公の雄一郎は、父の転勤で日本の中学へ編入される。クラスでは、新藤や矢吹らちょっと粋がっているグループに、羽山伸一がいじめられていた。一見、仲間のようにみえるが、その行為は、雄一郎に

続きを読む

波多野聖「メガバンク最終決戦」読了。メガバンク東西帝都EFG銀行の頭取が、銀行名を「帝都銀行」としたくて、金融庁長官五條の提案にのり、国債5兆円を不利な条件で引き受けてしまう。しかし直後に国債が暴落、このままでは銀行が破たんしてしまう。という状

続きを読む

大崎梢「ドアを開けたら」読了。失業中の鶴川は、同じマンションの友人、串本を訪ねるが、部屋で串本は死んでいた。ある事情から、通報せずに自室へ逃げかえる鶴川。そこへ紘人(ひろと)という高校生が来て、串本の部屋に落ちている手帳をとって来いと脅迫す

続きを読む

若竹七海「クールキャンディ」読了。女子中学生の渚は、夏休みに入る前日、兄のお嫁さんが死んだことを知らされる。さらに、兄嫁のストーカー、田所がトラックにはねられ死亡。警察は、田所の死に兄が関わっていると捜査を始める。兄は自分のアリバイをはっき

続きを読む

伊吹有喜「彼方の友へ」
2019年01月08日21:51

伊吹有喜「彼方の友へ」読了。昭和12年、家の事情で音楽学院の下働きをしていた主人公、ハツは、銀座にある雑誌、「乙女の友」編集部で働くことになる。主筆の有賀、画家の純司、編集助手の詩絵里、翻訳詩人の美蘭など、多くの人と働くハツ。そして世の中は戦

続きを読む

マイクル・コナリー「ラスト・コヨーテ」上下読了。上司パウンズに暴力をふるい、強制休職に追い込まれるボッシュ。その間に、10歳の時、殺された母の事件を追うことになる。刑事も検事も、だれも真面目に捜査せず、ボッシュは「母がごみのように扱われた」と

続きを読む

フレデリック・フォーサイス「イコン」上下読了。再読、いや再々毒か。原著は1996年に発表。ソ連崩壊後のロシアがボロボロになっていく様を、独裁を目論むコマロフが大統領を目指す。コマロフの本音を書いた「黒い宣言」なる極秘文書を手に入れたイギリス情報

続きを読む

コミケと新年
2019年01月01日19:42

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。昨日、大晦日のコミケは、新刊をたくさん買っていただき、本当にうれしかったです。元気をもらいました。唯一残念なのは、手袋を片方、なくしてしまったこと。まあ、昨年(昨日)のことは引きずらず

続きを読む