根本聡一郎「プロパガンダゲーム」読了。日本有数の広告代理店、電央堂の入社試験の最終試験に集まった８人の男女。マーケティング部部長の男から「これから二組に分かれ、一方は政府側になって戦争を始める宣伝を、もう一方はレジスタンス側になって開戦反対

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池井戸潤「かばん屋の相続」読了。久しぶりの池井戸潤さんだが、やはりうまい。大田区近辺を舞台にした、銀行員が主人公の短編集。特に、それぞれに繋がりはないが、６つの短編のどれもが、きちんと整っている。ラストに驚きの逆転があるわけではない（一応、

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ヴィンス・フリン「アメリカン・アサシン」上下読了。アメリカCIAの対テロ極秘作戦部門の工作員、ミッチ・ラップシリーズ。これはアメリカの原作が2010年に発行された、シリーズ11作目にして、ミッチ・ラップ誕生のストーリー。映画化されたので、翻訳された

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黒川 博行「泥濘　ぬかるみ」読了。疫病神シリーズ最新刊。二宮のもとへ桑原が訪れる冒頭。歯科医院の保険点数詐欺というネタから、暴力団白姚会の事務所へ行く二人。そこから、いつものメンバー、刑事の中川、桑原の舎弟のセツオ、愛人の真由美などがからみ

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伊吹有喜「今はちょっと、ついていないだけ」読了。かつて、テレビのドキュメンタリー番組で主役をつとめ一世を風靡したカメラマン、コウキこと、立花浩樹は、彼を見出したプロデューサーに膨大な借金を背負わされ、田舎へ帰った。実家に寄生し40近くなってや

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柴田よしき「あおぞら町　春子さんの冒険と推理」読了。プロ野球チーム「ホワイトシャークス」の選手、拓郎の妻、春子が主役。元看護師だが、今は拓郎の食事や健康管理を優先するため、専業主婦。主に2軍におり、もしかしたら戦力外通告を受けるかもしれない

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桂望実「諦めない女」読了。ルポライター、飯塚桃子が、以前6歳の女の子が消えてしまったという母親、小倉京子にインタビューするところから始まる。京子の夫や親族、それに周囲の人にも聞き込みを続ける。京子は多くの取材依頼から、桃子にだけインタビュー

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一田和樹「御社のデータが流出しています　吹鳴寺藤子のセキュリティチェック」読了。８０歳を過ぎたおばあちゃん、吹鳴寺藤子が、企業のサイバー系の困りごとを依頼され、見事解決するという、サイバーミステリ（裏表紙の表現ではITミステリ）。全４話だが、

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逸木裕「少女は夜を綴らない」読了。主人公、山根理子は、加害恐怖という病気に悩まされている。小学生の時、同級生の加奈子を殺してしまったトラウマだ。暴露療法という治療のために、自分が知り合いを殺す妄想をノートに書いている。中学生になって、加奈子

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黒川博行「燻り」読了。大阪のチンピラ、故買屋、詐欺師など犯罪者たちの姿を切り取って描いた短編集。文庫で３００ページ程度の中に９本の作品が入っているので、一つひとつは薄いものもある。何でも屋が「ゆすり」をする「地を払う」、偶然見つかった骨から

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大沢在昌「爆身」読了。ボディガードキリシリーズ第2談。ニュージーランドから訪日したトマス・リーという人物から護衛を依頼されるが、出会う前にリーは不審な死を遂げる。ホテルのレストランで焼かれたように萌えてしまったのだ。直後に、フィクサーの睦月

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ジェフリー・ディーヴァー「魔術師」上下　読了。リンカーン・ライムシリーズ第５弾。音楽芸術学校の生徒が殺されるが、犯人は煙のように消えてしまう。また、メイクアップアーティスト殺害は、身体を切断される。イリュージョニスト（魔術師）の可能性を考え

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中山七里「連続殺人鬼カエル男　ふたたび」読了。前作「カエル男」から10か月後、あいうえお順に人を残忍に殺していく連続殺人が再開される。千葉県松戸市で大学教授が爆殺、熊谷市の工場で酸に溶かされた男、都内JR神田駅で電車に轢かれるOL。埼玉県警の渡瀬

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