越智月子「モンスターＵ子の嘘」読了。昭和の終わり、一人の元ホステスが賭博で刑務所へ送られた。それが石山詩子、Ｕ子だ。そのＵ子に入れあげ、警察を追われ、命まで失った友人に頼まれ、Ｕ子を拘置所へ見舞ったフリージャーナリスト、鎌田が主人公。政界、

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有川浩「キャロリング」読了。社員５名の零細子供服メーカー「エンジェル・メーカー」を舞台に、物語が転がっていくサスペンス。大和俊介は、父親のＤＶに恐怖しながら、母親を守ろうとして、両親から裏切られた過去を持つ。同僚の柊子と付き合うが、子どもや

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中山七里「月光のスティグマ」読了。神戸に住む小学生の淳平は、隣に住む一卵性双生児の八重樫優衣と麻衣のふたりと仲良くして過ごしていた。ある日、森の中で見知らぬ男にふたりを傷つけられた。眉の上をナイフで切られたのだ。ふたりの父親が亡くなり、経済

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原田マハ「楽園のカンヴァス」読了。倉敷の大原美術館で、監視員をしているシングルマザーの早川織絵は、一人娘の素行に悩みながらも、絵画を見つめていられる暮らしをしている。そこへ、ニューヨーク近代美術館のチーフキュレーター、ティム・ブラウンから、

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東野圭吾「虚ろな十字架」読了。中原道正は、１１年前に娘を強盗に殺され、妻小夜子と別れ、今はペット葬儀会社を営んでいる。そこへ、刑事が訪れ、小夜子が殺されたと知る。殺人の被害者遺族の思いを中心に、死刑の意味、犯罪者更正の意味を問う社会はサスペ

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新井素子「未来へ……」読了。主人公は、母、若菜と、娘、菜苗。16年前、保育園の遠足で起こったバス事故で、菜苗と双子の姉、香苗を失っていた。菜苗は成人式の日、両親に「しまってある香苗の仏壇を出してほしい」と頼んだ。それをきっかけに、若菜は16年前

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今野敏「自覚　隠蔽捜査5.5」読了。隠蔽捜査の竜崎シリーズ、番外編。本編に登場した脇役を主人公にした短編集。「漏洩」は大森署副署長が、連続婦女暴行犯逮捕の情報が特定の一新聞社だけに掲載されていたこと、その逮捕が誤認逮捕の可能性があることなどで

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三上延「ビブリア古書堂の事件手帳」6巻読了。いよいよ物語は佳境に入った。1巻で栞子さんを怪我させた男、田中が釈放された。大輔は、彼に接触、奇妙な依頼をされ、栞子と相談して、依頼を受けることにする。という発端から、太宰治の「晩年」を巡るエピソー

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