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日記一覧

コミケ、無事終了!
2017年12月31日20:48

本日、コミケ本番!新刊2冊、どちらも完売とはいかないが、けっこう頒布できた。しかも既刊もそれなりに買って下さる方が多くて。いわゆるお誕生席だったことも大きいだろうけど、嬉しかったな〜〜。手伝ってくれた人が午後早くに帰ってしまうので、早めに買

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角田光代「空の拳」上下
2017年12月29日21:39

角田光代「空の拳」上下読了。恋も青春も小説でしかしらない主人公、那波田空也。希望だった出版社に入れたが、配属はボクシング専門誌。取材をはじめ、いつの間にか自分もジムに通い始める。学生の坂本、坂本の友人でバイトしながらボクシングに打ち込む中神

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真山仁「オペレーションZ」読了。日本がデフォルト(国家破たん)したらどうなるか? デフォルトさせないために、総理大臣江島は、国家予算100兆円を半分の50兆円にする、社会保障費と地方交付金をゼロにするとぶち上げた。財務省の周防、盛田ら、大学

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池井戸潤「シャイロックの子供たち」読了。東京第一銀行長原支店を舞台にした、連作企業小説。かと思ったら、途中から長編ミステリになった。しかも不自然さを感じさせずに。うまい構成だ。第1話は、儲からない商品を客に勧めることに反発し、副支店長に反発

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相沢沙呼「マツリカ・マトリョシカ」読了。マツリカシリーズ第三弾。今回は、僕こと柴山祐希の学校で起きた、密室殺トルソー事件と、2年前に起きた密室少女暴行事件(自作自演と言われている)の謎に挑む。が、マツリカさんにいいようにあしらわれて、思わず

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アニメ「Just Because!」
2017年12月20日20:52

ここに来て、同人誌(コピー誌)の作業が停滞気味。アニメ「Just Because!」が面白くて、月曜日か、会社から帰ってきてから1話から10話まで見てしまった。高校3年生の冬から始まる青春ラブストーリー。キャラクターが良い。私の好きじゃない、ジャンル(青春

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真山仁「標的」
2017年12月20日20:41

真山仁「標的」読了。民自党で現総理、黛の派閥にいる女性厚労大臣、越村みやび。女性初の総理を目指し、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の改善法の立法に尽力するも、総理の意向で継続審議になる。総裁選に立候補し、もうすぐ総理になれる、そんな時が

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坂木司「鶏小説集」
2017年12月18日20:49

坂木司「鶏小説集」読了。生きることに不器用な人たちの連作短編集、全5話。クラスにも家族にも違和感を持つ高校3年生、ハルとレン。塾で知り合い、たまにコンビニで買い食いをする時に話す。それくらいの関係。でもひょんなことから互いの家に行くことにな

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楡周平「国士」
2017年12月16日21:10

楡周平「国士」読了。プラチナタウンに始まる山崎鉄郎シリーズの第三弾。日本の大手カレーチェーン、イカリ屋の創業者、篠原は、海外展開をするにあたり、自らは引退し、プロ経営者、相葉を後任の社長にする。しかし、フランチャイズを大切に、海外進出も日本

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佐々木譲「真夏の雷管」
2017年12月14日21:44

佐々木譲「真夏の雷管」読了。道警シリーズ最新刊。母親に放置される小学生、大樹は、工具を万引きして少年係の小島百合に捕まるが、いつのまにか姿を消す。佐伯と新宮は、郊外の園芸店で、たい肥の盗難を捜査するが、それは爆薬にもなるものだった。ふたつの

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高殿円「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」読了。アフガン帰りの軍医、ジョー・ワトソンは、ひょんなことから、聖バーソロミュー病院のモルグ(死体置き場)で会った麗人、シャーリー・ホームズと同居することになる。ホームズは、ロンドンの治安を守るため

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クリス・ライアン「神火の戦場」上下読了。ダニー・ブラックシリーズ第三弾。最初に「密殺部隊」が入る。これはダニーが、アフリカに置き去りにされた仲間、スパッドを救出に向かう中編で、140ページ全体に緊迫感が漂う。そして本編「神火の戦場」は、ナイ

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佐藤青南「ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻」読了。シリーズ第5弾。いつもの連作短編で、今回は第一話の、警察官とその共犯による夫婦惨殺事件のその奥にある事情を最後まで引っ張る。地味な女子大生が失踪する第二話、地下アイドル

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有栖川有栖「ミステリ国の人々」読了。古典から最近の作品まで、ミステリの登場人物を紹介したエッセイ。正直、古典ミステリなんて読んでいないので、知らない人物(作品)ばかりで面白かった。泡坂妻夫はいくつか読んだものの「三角形の顔をした老婦人」なん

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垣根涼介「室町無頼」
2017年12月03日20:27

垣根涼介「室町無頼」読了。応仁の乱の数年前、数年続く飢饉があって京のまちには逃散してきた百姓や滅ぼされた地方豪族の兵士だった侍などがたむろしていた。川のほとりは死体でいっぱいだが、一方で貴族や寺社などは豪奢な生活を送っている。嘉吉の乱でほろ

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中山七里「ワルツを踊ろう」読了。スラスラ読めるが、今回ばかりは残念ながら評価できない。川崎の投資会社でエリートサラリーマンだった主人公、溝端了衛は、無職になり故郷の竜川へ帰ってきた。東京都下なのに、限界集落で7世帯9人それも高齢者ばかりの村

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