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2019年01月05日23:01

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マイクル・コナリー「ラスト・コヨーテ」上下

マイクル・コナリー「ラスト・コヨーテ」上下読了。

上司パウンズに暴力をふるい、強制休職に追い込まれるボッシュ。
その間に、10歳の時、殺された母の事件を追うことになる。刑事も検事も、だれも真面目に捜査せず、ボッシュは「母がごみのように扱われた」という悔しさを感じている。そして今まで調べなおそうとしなかった自分にも憤る。
冒頭で、前作までの恋人と別れていることが明かされ、大地震(1994年のロサンジェルス大地震)で自宅は倒壊するので立ち入らないよう当局に言われている。
とにかく主人公のこころの荒みようが半端ない。街中でコヨーテを見かけるが、ボロボロで、最後の一匹(と思いこむ)のコヨーテに自分を重ねるのがタイトルの意味。
ラストまでどんでん返しが何度もあり、推理小説としても良い出来だし、巻末の北上次郎の解説を読むと次の巻を早く読みたくなる。


今日は車で実家へ。
久々に姉と会い、いろいろ話す。
父のお見舞い。
そして、行き帰りにブックオフへ寄る。
あれこれ買い込んだが、108円なら大量に買おうと思っていたフレデリック・フォーサイスの文庫本、意外になかったのが残念。

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