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2019年01月28日21:30

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西村寿行「闇の法廷」

西村寿行「闇の法廷」読了。

表の(通常の)裁判で裁かれない犯罪者を裁く闇の法廷。
白い犬をトラックでひき殺した男。学究肌の男を陥れ、妻と娘を犯した男。岩手県で隆盛を誇る一大コンツェルンを築いた男を惨殺した男。
人間の本質というか、獣性を暴き、凌辱された弱きものの仇を討つ。ところが、ストーリーからは、弱きものの描写は少なく、闇の裁判を指揮する者たち(裁判官、検事、弁護士、刑事など)が、ベールに隠された被告の罪を暴き立てることに主眼を置いている。
それでいて、西村寿行の熱気というか、一種の迫力が感じられる。これが「ノッテいる作家」の力なのか?


もう来週が、2か月に一度の仕事の山場。
2月は土日出勤が多そうなので、ちょっと憂鬱。

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