『さよならが言えなくて(No se decir adios)』スペイン2016年、リノ・エスカレラ監督、ナタリー・ポサ、ロラ・ドゥエニャス、ら。国立映画アーカイブにて。年老いた父親の介護をしている姉妹がちょっとした事で病室を暫く離れている内に死に目に会えず、との
『悪の花園(Garden of Evil)』米国1954年、ヘンリー・ハサウェイ監督、ゲイリー・クーパー、スーザン・ヘイワード、リタ・モレノ、ら。西部劇を観る楽しみの一つが場末の酒場で歌う歌姫です。物語そのものに関わる事は少ないですが、白人主演女優を食ってしま
『イレブン・ミニッツ(11 Minut)』国立映画アーカイブにて。2015年ポーランド、イエジー・スコリモフスキ監督&脚本、パウリナ・ハプコ、ら。アイルランドとの合作との事ですが、ロケの殆どがワルシャワで行われ、作品自体一部の英語は別にしてポーランド語で
『鳥よ翼をかして』1985年、井上梅次監督、沖田浩之、坂上味和、藤巻潤、萩尾みどり、永末英一元衆議院議員、ら。帰還事業で北へ渡った日本人妻達を取り巻く叫びを伝える映画鑑賞に加え、これまで半世紀近くに渡る活動報告や脱北された方々の訴えを改めて拝聴
『モンキー・ビジネス(Monkey Business)』米国1952年、ハワード・ホークス監督、マリリン・モンロー、ケーリー・グラント、ジンジャー・ロジャース、チャールズ・コバーン、ら。久し振りに未だ観ぬモンロー作品に出遭えました。文句無しに楽しい映画でした。
『野生のルーマニア(România neîmblânzitã / Untamed Romania)』 ルーマニア&英国2018年、トマス・バルトン=ハンフレイス監督。国立映画アーカイブにて。欧州七ヵ国に跨がるカルパチア山脈が国の中央で時計方向にカーヴしているルーマニ
『小さな同志(Seltsimees laps)』エストニア2018年、モニカ・シーメッツ監督。木曜日19:00の国立映画アーカイブ、空いているだろうと高を括っていましたが、約300席はほぼ満席、ぎりぎりで入場出来ました。眼をクリクリさせて、収容所に送られてしまった元校
『美女と野獣(La Belle et la Bête)』 フランス1946年、J・L・ド・ボーモン原作、ジャン・コクトー脚本&監督、ジョゼット・デイ、ジャン・マレー、ら。『美女と野獣』についてはディズニーアニメや2017年度ビル コンドン版(エマ ワトソン主演)、また東京
『母と子』1938年、矢田津世子原作、渋谷実監督、田中絹代、吉川満子、佐分利信、斎藤達雄、ら。早逝した原作者の矢田津世子さんて女優と間違えるような美しさですね。映画を観る時って監督や脚本家の心の内を想いを馳せる事が多いですが、原作と原作者に立ち
『お加代の覚悟』1939年、島津保次郎監督、田中絹代、三宅邦子、上原謙、ら。日本舞踊の内弟子として長年 住み込みを続けるお加代を演じる田中絹代の舞いをこれだけ堪能出来る作品も少ないのではないでしょうか。三味線も弾いていますが、作品の半分位を田中
『いつか来た道(The Path I Remember)』シネマヴェーラ渋谷にて。1959年、島耕二監督、山本富士子、和波孝禧、黒岩かをる、ワルター・タウチニッキ、ベルダ・鰐淵、シュタットマン・ボルフガング、ら。先日の山本富士子さんトークショー前には集中的に御本人
『金閣寺の燃やし方』2010年、酒井順子著。○○の仕方、とはタイトルだけでも人を惹き付ける効果があります。「 地球の歩き方」とか「私 プロレスの味方です」とか、昔それぞれに飛び付いた口です。何となくページを捲っていた前半から急に頷きの連続に変わり