『日本、遥かなり』門田隆将著書、2015年、PHP出版。日本人として生きて行く限り重い宿題を抱えた気分のまま読み終えました。19世紀末のエルトゥールル号遭難事件からイラン革命と湾岸戦争を経て現在に至る迄のトルコと日本の関係描写とは並行し、イラン革命
『西部開拓史(How the West Was Won)』1962年、監督 はヘンリー・ハサウェイ、ジョン・フォード、ジョージ・マーシャル、リチャード・ソープの4人。米国西部開拓時代の1839年から1889年迄の50年間を親子三代、、キャロル・ベイカー、グレゴリー・ペック、ジョ
『折れた槍(Broken Lance)』1954年公開、エドワード・ドミトリク監督。ケティ・フラド、スペンサー・トレイシー、ロバート・ワグナー、ジーン・ピーターズ、リチャード・ウィドマーク、ら。ケティ・フラド観たさにこの作品をレンタルして来ました。並みいる
『時の貞操(総集編)』、1948年9月公開、吉村廉監督。原節子、杉村春子、伊沢一郎、石黒達也、志村喬、菅井一郎、見明凡太朗、ら。前編と後編を合わせると本来は150分間作品との事ですが、1948年の9月に総集編なる一本化作品が91分間で公開されたんですね。先
『大いなる男たち(The Undefeated)』1969年公開、アンドリュー・V・マクラグレン監督。ジョン・ウェイン、ロック・ハドソン、アントニオ(トニー)・アギラ、ロマン・ガブリエル、リー・メリウェザー、ら。ヤンキーと呼ばれた元北軍と、負けた元南軍の兵士達が
人から頂いたVHSに録画されていた「成瀬巳喜男 回想録」なるものを観ました。成瀬巳喜男は1946年に41歳結婚、1993年に 残された奥様へのインタビューでは、「面白くも可笑しくもない人でした。古武士のような隙のない人でした」、と、誉めているのかどうか、
『最後の脱走』1957年8月公開、谷口千吉監督。原節子、鶴田浩二、笠智衆、平田昭彦、団令子、沢村いき雄、堺左千夫、谷晃、ら。原節子出演としては初のワイドスクリーン作品とか。凄い映画ですね、息を切らずに集中しました。冒頭から「日本の女だと分かれば
『(大島伯鶴口演)恋の風雲児』(元のタイトルは『快男児』)1945年9月完成→1953年4月公開、山本嘉次郎監督。原節子、藤田進、志村喬、進藤英太郎、小杉義男、羽鳥敏子、谷間小百合、中北千枝子、ら。封切直前に終戦となり'追放映画'に指定されていた、と。原節
『白魚』1953年8月公開、熊谷久虎監督。撮影は会田吉男の事故死→山田一夫(会田吉男の親友)が引き継ぎ完成。原節子、岡田茉莉子、設楽幸嗣、上原謙、ら。これまでかなりの原節子出演作品を鑑賞して来ましたが、この『白魚』は必ず観たいと思っていました。原
『結婚の生態』1941年7月公開、石川達三原作、今井正監督。原節子、夏川大二郎、澤村貞子、日高ゆりゑ、月田一郎、 高田稔、日暮里子、ら。この映画、配給は東宝ですが、製作は南旺映画という会社なんですね。今年、神戸映像資料館で上映していて観たかったの
『姉妹の約束』1940年10月公開、山本薩夫監督。原節子、英百合子、花井蘭子、若原春江、小杉義男、大川平八郎、中村メイ子、ら。軍医として出征した父親の留守を母親と三人姉妹が守ります。長女役の花井蘭子は他の作品でも万事控えめで、嘗て日本女性の典型タ
『女の街』1940年、今井正監督。原節子、大川平八郎、野村秋生、林喜美子、沢村貞子、片桐日名子、清川玉枝、ら。洋服屋から おでん屋へ、おでん屋から再び洋服屋へ。旦那が「チューシ(中支)」へ出征し、豚かつ屋?のおばさん(清川玉枝)の後押しの元、おでん
『兄の花嫁』1941年、島津保次郎監督。原節子、高田稔、山田五十鈴、清川玉枝 、真木順、英百合子、ら。冒頭に「心で感謝 身で援護」とのキャプション。山田五十鈴の花嫁姿、観ましたが、なかなかいいですね。また、山田五十鈴の三味線弾きと歌声も初めて観ま
『美はしき(うるわしき)出発』1939年、山本薩夫監督。原節子、高峰秀子、月田一郎、水町庸子、三木利夫、清川荘司、嵯峨善兵、ら。高峰秀子が富士山麓湖氷上でスケートをしていますが、何とも絶景で、贅沢、優雅、な金持ち令嬢が映画をスタートさせています
「写真家 チェが見た世界」恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルームにて。チェが写真好きなのは知っていましたし、今回の240点展示の幾つかは既に公開されていたものではありましたが、チェが撮影した大半のまだ見ぬ写真を前に一枚一枚佇むと、短くも濃過
『学生ロマンス 若き日』1929年、小津安二郎監督。神保町シアターにて。昨夜、久し振りに小津作品を鑑賞しました。小津監督作品としては現存する最古の作品との事です。同年1929年公開作品では『大学は出たけれど』は以前に鑑賞済みなんですが、それよりも少