『ROMA』2018年米墨合作、Alfonso Cuarón Orozco監督、ヤリッツァ・アパリシオ、マリーナ・デ・タビラ、フェルナンド・グレディアガ、ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ、ら。冒頭からJuan Gabrielの「 No tengo dinero」や、Jose Jose?等のヒット曲がラジ
『未成年 続・キューポラのある街』日活1965年、早船ちよ原作、田村孟脚色、野村孝監督、吉永小百合、浜田光夫、宮口精二、北林谷栄、菅井きん、岡田可愛、ら。『キューポラのある街』に続編があった事を昨年知り、今朝やっと鑑賞するに至りました。主役は吉
「『東京物語』と日本人」小野俊太郎著、2015年、松柏社。戦死した「とされている」平山家次男、の妻で一人アパート暮らしをしている紀子を演じる原節子、未亡人として血の繋がりのない原節子を平山家から追い出そうとする観点が語られていました。確かに、追
『戦う幌馬車(In The War Wagon)』米国1967年、バート・ケネディ監督、ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス、ら。暫くブタ箱で臭い飯を食わされていたジョン・ウェインが古巣に戻って復讐を画策する物語。オリエンタルパレスという何やら怪しげなサロン、バー
『黄色いリボン(She Wore a Yellow Ribbon)』1949年米国、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン、ら。子供の頃、いつぞやからこの有名な曲を機会ある度に耳にして来たので脳裏にこびりついていました。複数のバージョンがありますが、軽快でスキップするよ
『バベットの晩餐会(Babettes gæstebud)』調布たづくり、にて。デンマーク1987年、アイザック・ディネーセン(←英語圏での名乗り、カレン・ブリクセン)原作、ガブリエル・アクセル監督、ステファーヌ・オードラン、ビルギッテ・フェダースピール、ボディ
『真珠湾攻撃(December 7th:The Movie)』米国1942年制作、グレッグ・トーランド監督&ジョン・フォード監督。私が鑑賞した82分尺バージョン映画がこのまま公開された年度を正確には把握出来ていません。モンロー主義への批判や米軍側の準備不足指摘と取られか
『マリリンモンローの真実(上下巻)』扶桑社1988年、アンソニー サマーズ著、中田耕治訳、を年末年始に読んでいました。ロッキード社工場で働いていたロバート ミッチャムはマリリンが1954年の日本、韓国の旅から帰国すると『帰らざる河』で共演するが、既にマ
『小津安二郎と戦争』2005年、みすず書房、田中真澄著、の読後メモ。。1937年9月22日に大阪から上海に向かう輸送船「北昭丸」船内を小津が撮影していたり、1938年1月12日付け江蘇省包容にて山中貞雄と小津安二郎のツーショットを撮られていたり、何かと注目さ
『土と兵隊』1939年、火野葦平原則、田坂具隆監督小杉勇、ら。『花と兵隊』『麦と兵隊』『土と兵隊』が火野葦平の兵隊三部作との事ですね。小杉勇さん、今度は玉井伍長という役で奮闘されております。どうしても『新しき土』でこびりついたイメージが消えない
『しいのみ学園』1955年、山本三郎原作、清水宏監督、宇野重吉、花井蘭子、香川京子、島崎雪子、毛利充宏、ら。平成という時代は言葉狩り、揚げ足取りで人の一生を台無しにしてしまうような教条的な「教育」が蔓延していたような気がしますが、日本だけではな
『あらくれ』1957年、徳田秋聲原作、成瀬巳喜男監督、高峰秀子、上原謙、森雅之、加東大介、仲代達矢、ら。勧めるままの結婚を拒絶し家を飛び出した大正女の高峰秀子(お島)の勝気、行動的、男勝りぶりに一段と輪をかけているのが、上原謙の頼りなさと森雅之の
『荒野の決闘(My Darling Clementine)』米国1946年、ジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ、リンダ・ダーネル、ら。『駅馬車』と並ぶジョン・フォードの西部劇代表作を作年末に観ましたが、ヘンリー・フォンダがいやに落ち着いていた記憶が甦ります。リ
『ハリケーン(The Hurricane)』米国1937年、ジョン・フォード&スチュアート・ヘイスラー監督、ドロシー・ラムーア、ジョン・ホール、メアリー・アスター、ら。何度も繰り返されるアロハオエ、舞台はてっきりハワイかと思いきや、小さな島マナクーラ、という設
『五人の斥候兵(せっこうへい)』1938年、田坂具隆監督、小杉勇、ら。(以前は小杉勇と小杉義男をよく混同しかける事がありました。。)「斥候」という言葉を久し振りに聞いたような気がします。日中戦争真っ只中に小津安二郎が応召された事が制作動機となったと
『イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優(Jag ar Ingrid)』スウェーデン2015年、スティーグ・ビョークマン監督、イングリッド・バーグマン、イザベラ・ロッセリーニ(娘)、ら。小津安二郎のように、生誕日と死去した日が同一(1915/8/29〜1982/8/29)である事
『みんな元気(Stanno tutti bene)』イタリア1990年、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、マルチェロ・マストロヤンニ、ミシェル・モルガン、ら。イタリア版『東京物語』としてどうしても観ておけなければならない作品を鑑賞しました。人は各人それぞれの『東京物
『スウェーデンイェルム家(SWEDENHIELMS)』スウェーデン1935年、グスタフ・モランデル監督、イングリッド・バーグマン、ら。子供も満足に育てられない人間にノーベル賞を貰う資格はない、と一旦は受賞を辞退しかけようとした化学者の父親が家政婦の老婦人に人
『皆殺しの天使(EL ANGEL EXTERMINADOR)』新文芸座にて。メキシコ1962年、ルイス・ブニュエル監督、シルヴィア・ピナル、エンリケ・ランバル、ジャクリーヌ・アンデレ、ルシー・カリャルド、エンリケ・G・アルバレス、ら。久し振りのブニュエル作品を新文芸座
『炎上』1958年、三島由紀夫原作、市川崑監督、宮川一夫撮影、八代目市川雷蔵、仲代達矢、中村鴈治郎、北林谷栄、新珠三千代、中村玉緒、ら。大学生で吃音症の徒弟を演じた市川雷蔵と、先天性内反足性の青年を演じた仲代達矢。映画ながら二人の精鋭が相討つ演