「なぜ秀吉はバテレン(伴天連)を追放したのか」三浦小太郎著、ハート出版 平成31年発行。1988年にマレーシアのサンダカンを訪れ、帰国してから山崎朋子著「サンダカン八番娼館」を読んで涙してからかなりの時間が経ちました。雲仙天草地方を
「細川ガラシャ夫人」三浦綾子著、読了は新潮文庫上下巻から。引退するまでにどうしても主演してみたい、と語っていたとされる原節子を想い、前々から読んでみたい一冊でしたが、現代口語とは違う時代ものを読むとどうしても頁を捲るのが遅くなる、と
「また、桜の国で」須賀しのぶ著、令和元年 祥伝社発行。確か国交樹立100周年の2019年辺りにポーランド大使館において、大正時代にシベリアで行き場を失ったポーランド孤児達が敦賀で下船、東京や神戸等にやって来て彼等を受け入れた日本人達の話に関するシン
「銃口」三浦綾子著、1994年発表、読了は角川文庫初版2009年から。戦前戦中教育を真面目に学んだ男性教師が北海道綴方教育連盟事件(1940)に巻き込まれた後、戦後と昭和を振り返り、生き方について回想する、というお話。参考文献として五味川純平著「人間の
「自我の構図」三浦綾子著、1972年三浦綾子全集第五巻から。数メートル上で絵を描いていた美術教師藤島の溺死を発端に推理小説を解くような思いで読みました。教会、とか、汝の敵を愛せよ、という直接的なメッセージの他に、判断、迷
「河口」神保町シアターにて。1961年公開、井上靖原作、権藤利英脚本、中村登監督、岡田茉莉子、山村聰、田村高廣、東野英治郎、ら。妾、玉の輿狙い、、男を渡り歩く遍歴を描いた作品は他にもありますが、先ずは岡田茉莉子のヒロイン振りを楽しむ事が出来まし
「氷点」三浦綾子著、 1964年〜発表、読了は角川文庫上巻&下巻から。下巻の終盤322頁で、本当の事を北原と陽子にぶちまけてしまおうと心に決めた夏枝の心境描写からは何とも唐突な展開を感じてしまったのですが、私としては陽子がしっかりと目を見開いて夏枝
「結婚式 結婚式」神保町シアターにて。1963年公開、松山善三脚本、中村登監督、田中絹代、伊志井寛、岡田茉莉子、田村高広、岩下志麻、榊ひろみ、佐田啓二、川津祐介、山本圭、ら。未だ見ぬ田中絹代を観る為に鑑賞しました。製鉄会社社長という伊志井寛と田