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2008年09月28日00:26

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台湾旅行記(5)台南5・億戴金城から延平郡王祠へ

徳記洋行と東興洋行を見た後は、色々なお店でにぎわう細い路地、延平街を抜けて億戴金城へ向かいます。安平から少し離れていますが、とりあえず歩いてみました。結構遠くてちょっと後悔…。おまけに台湾は完全に夏の気候で、朝からずっと暑くて暑くて。日傘がないと外を歩けません。大阪のように湿気でもわ〜〜、べった〜〜としていないのでまだマシですけれど。カラッとしてるわけではないのですが、大阪のベタベタに比べるとずっと快適です。

億戴金城(おくたいきんじょう)は清朝に築かれた、海の防衛のための要塞です。観光ガイドには日本の攻撃に対する備え、とだけ書かれていますが、こちらで買った安平の歴史の本によりますと、1871年琉球人が台湾の南端に漂流し、原住民に殺害されました。翌年日本は台湾へ出兵し、原住民を殺して引き上げました。清朝政府はそこで城塞を作って防衛に当たることにしました。日清戦争の時もここは攻撃を受けて応戦したそうです。
その後城塞としては放棄されましたが、現在は修復されて、赤煉瓦の城壁に囲まれて、入り口に「億戴金城」という名前が彫られている城塞が復元されています。城壁の高い位置には大砲が設置されています。

ここで写真を撮ろうとしたのですが、自分が入りたいので誰か通らないか待っていました。一人で旅行すると、けっこうこういう時に誰かが来るのを辛抱強く待つことになります。そうしたら西洋人のカップルが来て、このあたりを撮影していたのでお願いしました。少し英語で話したら、二人はイギリス人夫婦だということがわかりました。そして大きな大砲の説明にEnglish Armstrong cannonと書いてあったので、「イギリス製ですよ」と言うつもりでそれを指し示しました。(レプリカですけど)。
そうしてつたない英語でコミュニケーションを取っていたら、このイギリス人は中国語がわかることが判明。途端に中国語になる私。向こうは英語をしゃべりたそうでしたが、何しろ私は英語がスムーズに出てこないので、つい中国語に。その後奥さんと私と二人の写真をだんなさんに撮ってもらって別れました。

さて、安平周辺のみどころはこのあたりで終了です。列車の時間が遅いので、これからどうしようかと思います。億戴金城の前にバス停があったので、路線図を見ながらどこへ行こうか考えていたのですが…バスがぜんぜん来ません。それでタクシーで延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)へ行くことにしました。ここからなら市内までですが、ほぼ一直線に行けそうなので。

延平郡王祠は鄭成功を祀る廟です。タクシーで走行中に運転手さんに「鄭成功」と言いましたが通じません。(「延平郡王祠」はすぐ通じました)。何度か言い直したら「あー、×××」と納得した返事の発音は全然標準語じゃありませんでした…。そして途中、この先に孔子廟があるからそこへも行くよう勧められました。さらに下車したとき、孔子廟へ行く道も教えてくれました。よほど行って欲しいようです。

延平郡王祠は建物自体は新しいです。もとは福建式(多分極彩色のゴテゴテ)だったのが、北方式建築で立て直されたそうで、確かに紫禁城のようにスッキリ重厚な作りです。中は本殿に鄭成功像。そして周囲は鄭成功の事跡を紹介した展示、そしてゆかりの人々の神位が祀られています。神位とは位牌のようなものに名前と「神位」の文字が書かれたものです。ただし色は赤いです。鄭成功のお母さんの田川まつさんを祀る部屋もありました。

回廊の外側は庭園になっていて、池に橋がかかり、龍が水を噴いています。あずまやもあります。そのあたりになぜかお年寄りがたくさん集っています。お年寄りの憩いの場なのでしょうか、そうしたらその中の一部の集まりの中から歌が聞こえてきました。日本の童謡です。2曲ほど終わったところで思い切って声をかけてみたら、やはり日本統治時代に子ども時代を過ごした人たちでした。少しお話をして、一緒に童謡を歌って別れました。
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