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2006年02月08日21:27

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●寄り道ついで (41)/■ヤバイ人(2)

■振り切れる

 ▼帰りの道は、風が冷たかった。今夜は冷え込みそうだ。
  でも、明日は木曜日で定休日。

  淡路の叔父のところに電話を入れる。
  正月、どうしているか、腸閉塞のその後の経過はどうか、
  聞いてみるつもりでそそのままになっている。

  おばちゃんが出てきて、叔父は畑に出てキャベツの収穫なども
  できるようになっているとのこと。

  高血圧のおばちゃんに、こんなに寒いので、風呂に入ったり、出たりするときに、
  気をつけるようにと言い添えて、電話をきった。


 
 ▼妻ももうすぐ帰ってくるだろう。
  ぼちぼちと、昨日の続きを書いてみる。

  
  「ヤバイ人(1)」に「うんこ」さんから、「異性としてはつまんない男だけど、
  旦那には安心ですね」とのコメントをいただいた。


  かつて読んだ、土橋治重「永遠の求道者−高見順」(現代教養文庫)
  を再読しながら書いているが、「高見順の魅力」を伝えようとして、このコメントでは、
  私の完全な失敗である。



 ▼なまじ、「高見順」と、この私を重ね合わせたのがよくなかった。

  土橋治重のこの「本」を読んでいただければ、そのことは明らかで
  「高見順の魅力」は「うんこ」さんにも納得していただけると思う。


 ▼今月のホームページに「高見順」の詩を掲載したが、「詩人インデクス」から
  彼の5編の詩を読んでいただいても、その一片は証明できる。

  「永遠の求道者」と呼ばせるものが、「高見順」にはあると思う。


   http://www.geocities.jp/narato/shijin/takami_jun.htm



 ▼だから、この「ヤバイ人」というのは私のことであって、
  「高見順」とは関係なく、私は、私自分のこと書くべきだったかと、
  反省する。


  ただ、私は、「高見順」が生来的に密かに隠し持っている「破滅への志向」から、
  己が身を危うく救ってくれている、順の「保身」をとても尊いものと思い、
  そのことで「高見順」を高く買ってる。



 ▼「高見順の保身」は、世に言う己が身の「保身」とは異なり、
  順が自分の母のことを思い出したように、人が一般に「破滅」を避けえるのは
  単に自分のためではなく、自分のことを思ってくれている人々が存在していることに
  気づくことによって、とりもどす「意志」である。


 ▼うまく書けるかどうか、おぼつかないが、今晩は、私自身の「ヤバイ」ことについて
  触れ、なぜ「高見順」を読み返したのか、そのことを書いてみようと思う。



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