■「日の名残り」
・もう日付がかわって、きょうは4日。
きょうから仕事が始まる。
まあ、夜が明けるまでは3日の続き、
現在、1月3日26時15分。
・「お正月」の余韻を楽しむように
だらだらしながら、おせちの残りや数の子で
焼酎をちびちびやって、TVを昼間、観ていた。
・神戸ケーブルTVの30ch「ムービープラス」で
映画「日の名残り」をやっていた。
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=10739
たまたま、TVをつけたときに、やっていた映画だったが
ちょうど始まったばかりで、英国の名門貴族の屋敷に仕える
老執事の半生の回想話だった。
・ていねいに作られていた。いい映画だった。「執事」という
仕事を丹念に描いている。
・むかし、「召使」という映画もあった。
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=14257
これは、学生時代に観た。「召使」という職業における
人間の支配・被支配を描いた名画だと思った。
・そして、ふと、私たちの置かれている状況と重ね合わせてみた。
「支配・被支配」と「自分の位置」の取り方について。
政治における「権力と一般大衆」、そして「参画」。
また、仕事における「お客と自分」のことも考えた。
黙々と私たちは、仕事をする。社会で生活もする。
そして、仕事でも、生活でも、どのように自分をコミットさせるか
考える。
「執事」のように、あるいは「召使」のように、
自分の位置取りを定めて、自分を表出せずに、思いを
秘めて、日々従事しているのかもしれない。
そんなことを思った。
ふたつとも、推薦できる「映画」だ。
もし、観られたら、何を感じたか、いっしょに語りたい
映画だった。
もう5時間もすれば、私の今年最初の仕事が始まる。
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