●日々雑感（82）/「ねむる」 -1-

■「ねむる」

　・あぁ、よく寝た。ぐっすり眠った。
　　すっかり疲れがとれた。
　　いまは風呂あがり。　冬の青空が広がっている。

　　まだ、テレビをつけていないが
　　日本海側は大雪が降ったかもしれない。
　　家の前のアスファルトの道は
　　白い雪で一面覆われている。


　・「リフレッシュ」ということばがあるが、
　　彼らは、このことばを「疲労回復」の意味で
　　言っているのだろうか。

　　「よみがえる」という感覚に近い気分。
　　新しい日が始まり、新しい日を生きる。
　　もう、きのうのことはすっかり終わり、
　　あとには何も残さない。

　・ハイネの「詩」に、
　　夜空の星々を仰ぎ、あこがれる青年へ、
　　それは、
　　「天に金の鋲もて打ちつけられたもの」
　　若者よ、だから、
　　「ただ、眠れ」と慰める詩があった。

　　あれは、夜の詩だった。
　　いま、わたしは
　　新しい朝を迎えている。


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