■よく眠った
雨が降っている。よく眠った。
昨夜は、書きかけで遅い晩御飯のために、一時休憩し、
そのまま眠ってしまった。
きょうは休日。
なにか新鮮な気分。
遠い遠いところから書き起こしているようだが、
いつかつながってくるだろう。
少しずつ、書き写してみる。
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●ご注意!!
・このメモは、自分のために、次の「本」から、
「抜き書き」「書き写し」をしています。
・一部、自分の理解しやすいように、改変し、
叙述の順も、元の「本」とは異なっています。
・この本は、とてもいい本です。多くの日本人に
買ってほしい本です。
・そして、読んでほしい「本」です。
●チャルマーズ・ジョンソン著、屋城通子訳
「帝国アメリカと日本 武力依存の構造」
(集英社新書0252) ISBN:4087202526
定価660円
・
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-720252-6&mode=1&jya_flg=3
※この話題の書き起こし
日々雑感(40)
・
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=46771766&owner_id=1040600
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■支配される沖縄(1990年〜1998年) その1
「1990年12月、沖縄からすべての米軍基地を移転させ
平和憲法を維持するという公約を掲げた大田昌秀が沖縄県知事
選挙に立候補し、当選した」
「大田昌秀は、1925年に琉球諸島の小島、久米島で生まれ、
沖縄戦に徴用され負傷している」
「彼は、早稲田大学で英文学を学び、その後、米国ニューヨーク州・
シラキュース大学でジャーナリズムの修士号を取得し、
1958年から選挙に立候補する1990年まで、琉球大学で
教授として学生を教え、社会学科主任や法文学部長を歴任した」
「彼には、沖縄と、アメリカや日本との複雑な関係について
書いた54冊の著作がある」
「彼が沖縄県知事選に勝って、1978年から12年続いた
湯水のようにカネを注ぐその代わりに、基地支配を維持する
という自民党政権の、いわゆる<黄金期>が終わった」
「彼が知事選に勝利した理由のひとつは、そのとき国会に提出
されていた、国連平和維持軍に自衛隊を派遣する法案に、
彼が反対したからだ」
「彼は知事になって、公約の基地撤廃の政策を推進しようとしたが、
それは一時頓挫した」
「湾岸戦争が勃発し、アメリカにとって沖縄の基地の重要性が
増し、そのためワシントンは、沖縄の米軍基地の地位に関しては
日本の中央政府とのみ協議すると言って、大田が何度話し合いを
要求しても、いっこうに取り合わなかったからだ」
・しかし、1995年になって、二つの事件が起こり、事態は
急変する。
・一つは、1995年2月、ペンタゴンが発表したナイ報告に、
アメリカ軍は少なくとも向こう20年間について、日本と
韓国での兵員配備を継続することが明記されていて、沖縄が
アメリカの一方的なこの政策によって、基地撤廃・縮小への
希望が完全に断たれたことが判明したこと。
・二つ目は、1995年9月4日、米海兵隊2人と海軍水兵1人が
12歳の少女をレイプする事件が起こったことだ。
「アメリカは、少女レイプ事件を、悲惨ではあるがこれを個別的な
事件として処理しようとした」
・しかし、沖縄県民にとって、ハーバード大学教授である
リチャード・ナイがペンタゴンのために作成した計画<ナイ報告>が
向こう20年間にわたって、沖縄の人々にどう降りかかってくるのか
それは明らかだった。
(つづく)
■次号(日々雑感52)を読む
・
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=49406804&owner_id=1040600
■前号(日々雑感50)を読む
・
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=49247120&owner_id=1040600
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