■時間は止まっている、流れている
私は「平民新聞」を読むのが好きだ。
ここに来るとホッとする。
懐かしい時代がある。
「大正」を知らない私にも、それを引き継いだ「昭和」
は、まだ人々は連綿と、日本のくらしと歴史を背負って
生きていたように思われる。
私が知っているのは「戦後」からだけど、私の中には
うすうすと「明治」より前の時間も流れていたように感じる。
だから、私は日本人であり、日本の歴史の中で生きていた。
でも最近は「息切れ」する。空気が希薄なのだ。
水が変わってきたのだ。時代があわなくなってきたのだ。
そんなとき、「平民新聞」を読む。
時間は止まっているようで、それでいて
かつての時間がそのまま静かに流れている。
※「平民新聞」
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http://d.hatena.ne.jp/heimin/
■その後
きょうは日曜日。ゆっくりして、私は「平民新聞」を
読んでいた。そしたら、懐かしい名前に出会った。
「井之川巨」。
そのページをさらに、くっていくと
また別の人たちに出会った。
日高六郎、樋口篤三、D・ラミス、鶴見俊輔、
澤地久枝、 なだいなだ、小田 実、吉川勇一、
栗原貞子、栗原幸夫、小中陽太郎、高見圭司、
武藤一羊、山本義隆、花崎皋平、中山千夏、
室 謙二、谷川俊太郎 色川大吉、海老坂 武、
岡部伊都子・・・・。
そのページには、今も目にする名前もあるが
もうずいぶん長い間、私がその名前を活字で見なくなった
人たちだった。
おそらく70年代の中ごろのことだ。
私の職場でも74年春闘は、72時間ストに突入し、
4月26日にスト中止になった。
以来、社会から「ストライキ」は姿を消していく。
ストライキがあった時代の流れも忘れられ、
いつの間にか今日になった。
私にあれから30年の年月が流れたように、懐かしい
名前の人たちにも30年の歳月はあつた。
そして、きょう、こんなとろで出会った。
※「市民の意見30の会」
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http://www1.jca.apc.org/iken30/news2.html#88号
■次号(日々雑感33)を読む
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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=45881281&owner_id=1040600
■前号(日々雑感31)を読む
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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=45678718&owner_id=1040600
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