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2005年10月16日15:07

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●日々雑感(32)

■時間は止まっている、流れている

 私は「平民新聞」を読むのが好きだ。
 ここに来るとホッとする。
 懐かしい時代がある。

 「大正」を知らない私にも、それを引き継いだ「昭和」
 は、まだ人々は連綿と、日本のくらしと歴史を背負って
 生きていたように思われる。

 私が知っているのは「戦後」からだけど、私の中には
 うすうすと「明治」より前の時間も流れていたように感じる。
 だから、私は日本人であり、日本の歴史の中で生きていた。


 でも最近は「息切れ」する。空気が希薄なのだ。
 水が変わってきたのだ。時代があわなくなってきたのだ。

 そんなとき、「平民新聞」を読む。
 時間は止まっているようで、それでいて
 かつての時間がそのまま静かに流れている。

 ※「平民新聞」
  ・http://d.hatena.ne.jp/heimin/


■その後

 きょうは日曜日。ゆっくりして、私は「平民新聞」を
 読んでいた。そしたら、懐かしい名前に出会った。
 「井之川巨」。

 そのページをさらに、くっていくと
 また別の人たちに出会った。
 日高六郎、樋口篤三、D・ラミス、鶴見俊輔、
 澤地久枝、 なだいなだ、小田 実、吉川勇一、
 栗原貞子、栗原幸夫、小中陽太郎、高見圭司、
 武藤一羊、山本義隆、花崎皋平、中山千夏、
 室 謙二、谷川俊太郎 色川大吉、海老坂 武、
 岡部伊都子・・・・。

 そのページには、今も目にする名前もあるが
 もうずいぶん長い間、私がその名前を活字で見なくなった
 人たちだった。

 おそらく70年代の中ごろのことだ。
 私の職場でも74年春闘は、72時間ストに突入し、
 4月26日にスト中止になった。
 以来、社会から「ストライキ」は姿を消していく。
 ストライキがあった時代の流れも忘れられ、
 いつの間にか今日になった。

 私にあれから30年の年月が流れたように、懐かしい
 名前の人たちにも30年の歳月はあつた。
 そして、きょう、こんなとろで出会った。

 ※「市民の意見30の会」
  ・http://www1.jca.apc.org/iken30/news2.html#88


■次号(日々雑感33)を読む
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