■勘定した
昨日書いた電車の「中吊り広告」だが、
今朝、出勤のとき見ると「兵庫県いけばな展」の広告で
セールス・コピーは「秋花幻想」か、「秋花幻色」かだった。
うろおぼえである。
朝、見たのにもう忘れている。
帰りの電車でもう一度たしかめようと思う。
★★★★★★★★★★
帰り、私は電車に乗る。
そして、私は見た。見て、びっくり。
なんと、中吊り広告は全部「神戸電鉄の住宅」の広告。
車両にぶらさがっているすべての中吊り広告がそれ一色。
あっと息をのむ。
私は、いまだこんな全車両がひとつの広告で独占されているような
例を知らない。
神戸近辺にお住みの方は是非ご覧あれ。
圧倒的、圧巻。
私は勘定し始めた。地下鉄の車両には乗り降りするドアは
3箇所にあり、入ったところの左右の上部に中吊り広告がある。
それが2枚横に並んで、裏表に同じ広告。つまり、ひとつの
ドアを入ったところに、2(並んで)×2(裏表)×2(入り口の左右)
計8枚、入り口(ドア)は3箇所だから、8×3で一車両に
24枚の同じ広告が吊るされているのだ。
となりの車両も、その次の車両も、みな「神戸電鉄の住宅」の広告。
一電車、6車両連結として、この電車全部で24×6=144枚。
すごい。ふ〜ん、と唸る。
電車が発車しようとしたとき、隣ホームに電車が入ってきた。
見ると、いろんな中吊り広告がさがっている。
おかしい。どうして。
この電車だけ、「独占広告」なの?。
わかった、この神戸市営地下鉄は、新神戸と谷上を結ぶ
「北神急行」と「神戸市営地下鉄」が相互乗り入れしているが、
その「北神急行」の電車だけが、この「独占広告」になっているのだ。
広告は、谷上近辺に神戸電鉄が開発した新興住宅地の広告
だから、それも当然。
しかし、本当にびっくりする。
ぜひ、神戸市営地下鉄の「北神急行」の電車に乗ってみて
ください。ファッショというか、一色に塗りつぶされるというのは
こんな景観なのかと、実感できますから。
(お早めに!!)
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